ペンギン・サマー
こんばんは。
今日は紹介の前に…
SNSの ちからって すげー!
って思いました。わたしはスマホゲームのスタミナ回復のためにTwitterやってるだけなので…あ、あとゲーム配信前の事前登録の時か。友人には感謝です、ありがとう!
では本題に、もう夏も終わりということで(?)「ペンギン・サマー」(一迅社文庫)を紹介します。250ページほどです。途中で台本のような人物とセリフのみの章があり、わたしにとって何だか新鮮でした。
舞台は白首市。夏休み中の高校生の東田隆司は幼なじみである相馬あかり(イメチェン?で黒→茶髪に)にクビナシ様を探すため白首山(しろこべやま)へ行こうと誘われます。
が、隆司は夏休みの宿題が終わってないから無理だと断ります。そしてあかりが宿題を終えたら行くという約束をしてその日は終わります。
翌日早朝、
あかり「終わったよー、宿題!」
え?早すぎない?あと5ページくらいだったのかな…
てなわけで隆司はあかりと一緒に白首山へ向かいます。
っとここで謎ワードが出てきましたね。クビナシ様…
これは白首市の逸話のひとつで、鎌倉時代に住み着いた山賊がふもとの村を襲っていたのをクビナシというものが少年を連れ山賊を退治したという話です。クビナシは首無しで人間ではないとされています。
山の入り口(西口)に着き、隆司は地図をあかりに渡し山のどのあたりに行くか尋ねると、あかりは山のど真ん中の一点を指します。でもこの場所…
行く道がないのです。 大丈夫カナー?(・_・;)
案の定その道の途中で見上げるほどの崖に突き当たり、この日クビナシ様探しは失敗に終わります。 ほれみろー
別の日。あかりは郷土史に詳しい隆司の父宗一に白首山について聞き、先日あかりが指した場所が実は昔の村があった場所だとわかります。そして東口からなら行けるのではないかと言われます。
翌日ふたりは東口の方から行くと、その古道には最近誰かが通った跡がありましたが、目当ての村(たくさんの石碑が建っている)に着きました。あかりはひとつの石碑の前にシャベルを突き立てます。隆司も手伝い掘り進めていくと、木箱が埋まっていました。
中身は死体ではありません。それは小さな機械でした。
そして隆司はこの機械に見覚えがありました。なぜならあかりと最初に山に登る以前に交換したことがあったからです。
ロボットから?いいえ
ペンギンのおなかの中からです。
そのペンギン(作中ではグギギという)は市内の動物園から誘拐されたペンギンで、近頃街で暗躍する秘密結社赤面党によって改造ペンギン(?)にされてしまいました。
赤面党は世界征服を目指している、どれほどの規模か不明の組織らしいです。
普通に人と会話ができるグギギは赤面党を潰そうと彼らの基地を探しながら東田家でこっそり生活していました。そしてグギギをカメラで盗撮しようとする隣人の駒入夫婦…
あかりが急に言い出したクビナシ様探索、改造ペンギン、赤面党…
他にも不可解な事件(赤面党による市役所爆破未遂事件で突然変異したGが出た、東田家隣人夫婦失踪)があり、
これらの事件や人物がどう関係し、どのような終わり方をするのか…とここまでです。
またまた長くなってしまいました。それでは~