ラノベ部
こんばんは。
今日は一番初めの投稿で宣言した通り平坂読さんのラノベを紹介したいと思います。
あぁ、わたしの高校にもラノベ部あればな…ハッ!?なければ作ればよかったのか!
…
この作品は日常系?というのでしょうか。部員同士の会話が多く非常に読みやすいラノベで、その中に心に響くようなセリフも多くわたしは好きです。
表紙からも伝わってきますが、とってもかわいいキャラクターが多数登場します。主人公は1巻の表紙になっている物部文香、入学したばかりの高校1年生。天然マイペース娘。
富津高校は部活動に力を入れていて、生徒は必ず部活に所属しなければならない…ってこのルール最近も書いたような(・_・;)
国語が苦手という理由(ホンネは楽そうだから)で文芸部へ入部届を出したのですが…
この学校には文芸部はありませんでした。
と言う訳でほかの文化部に入ろうと放課後部室等の廊下を歩いていると…
軽小説部
という部活を見つけます。
軽い小説?と首をかしげる文香…
そんなんじゃチコちゃんに叱られるよ!!
あ、でも軽音部を軽い音楽→カスタネットみたく誤解する唯がいましたね(・_・;)
とまあボーっとしていたら、2年生の浅羽美咲(ラノベ部部長)に声をかけられるのですが、その言葉が
あなた、タイが曲がっていてよ
明言はしてませんが、マリア様がみてるのセリフですよね?
というようにレーベルの垣根を越えて、他にもケモ耳の話でホロが話題に出てきたし…あと描写からしてシャナかな?とか。ありすぎるので一部抜粋しただけです。目次のタイトルもすごいです(^^;)
そして文香は軽小説部の見学をします。
ですが文香はライトノベルの存在を知りませんでした。
同じクラスで軽小説部員の藤倉暦にライトノベルについて熱く語られ(かなりいいこと言ってます)、その日文香は部室にあったラノベ3冊を借りて帰宅します。
堅苦しい小説という偏見を覆すように文香はその日のうちに3冊読み終えてしまいます。
国語のテストのように「何を考えるか」を強制する読書ではなく、自分がこの本を読んでどんなことを考えたのか、この本からどんなことを受け取ったのかと考え、本を読んでよかったと文香は思えたのです。
翌日。文香は軽小説部に入部します。文香にとって新しい世界が幕を開けたのです。
他にも部員はいますが、全員ラノベ好きではないってところもいいです。
なにげない会話にキャラクターと一緒に思わずツッコミを入れたり、そうそうなんてうなずいたり、とても楽しいラノベだと思います。リレー小説はキャラクターの個性が遺憾なく発揮されています(笑)
軽小説部員で文学少年の堂島潤が「イヤなんだよ。自分が好きなものを持ち上げるために他のものを貶める奴。それは自分の好きなものの評価を自分で落としてるんだってことがわかんない奴。そういう奴と趣味が同じっていうのがイヤ。そういう奴のお仲間だって思われるのがイヤ」(ラノベ部2巻p181 9~11行)と言ったセリフが個人的には一番印象に残りました。
別の作品と比べる(〇〇より面白い)のではなく、自分の好きな作品の良さを上手に伝えられたらいいなとすごく思います。
あまりうまくまとまりませんでしたかね…m(__)m
それでは~(-_-)zzz