だから少女はおもいでをたべる
こんばんは。大分朝晩は寒くなってきましたね。
今日はわたしが持っている数少ない一迅社文庫を投稿したいと思います。
「だから少女はおもいでをたべる」(一迅社文庫)です。全1巻。
舞台は霊戸路町(れとろちょう)。かつて炭鉱で栄えていたのですが、今はさびれた田舎町です。
そんな田舎町で駄菓子屋を営む高校生の纊樫華(わたがしかざみ)は日課である日記を書きながら困惑していた
なぜなら目の前に自分は思い出を食べるまものだと称するゴスロリ少女がいて、華の家に住まわしてくれと言ってきたからです!一人称はわし、語尾はじゃ。しばし用があるとのことで…
ただでさえ幽霊の妹がうちにいるというのに。
(!?!?)
妹の名前は纊樫ユメ。小学生、で巨乳。華のことをあにさまと呼びます。ぷんすかぷんとも…なんか萌えますね( ̄ー ̄)
疑う華にまものちゃん(仮名)は飴玉(ハッカ)を噛み、火の呪い(発火)を使い手のひらから炎を出して見せます。
そして一晩は彼女を泊めることにした華。お風呂に入ったりトランプしたりします。
その夜。華はまものちゃんがこの町に来た理由を尋ねます。
それはこの町が特殊でおもいでが人やモノに宿りやすいからという…うーんまだよくわかりませんね(・_・;)
そしておもいでを食べられた人は記憶を思い起こそうとしても大事な部分がわかりそうでわからない。そんな気持ち悪さだと説明されて、華は自分に当てはまるのではと考えます。日記を書き続ける理由がこれ以上大切なナニカを忘れたくなかったから。
翌日。まものちゃんの名前を決めよーとユメが言い出し、飴が好きなのでまものちゃんは纊樫アメとして、しばらく纊樫家に居候することになります。
そしてアメは華と学校へ。その途中、クラスメイトの紫田圭子(さいだけいこ)に声をかけられます。彼女は美人メガネっ子なのですが、ちょっと卑屈でネガティブな一面が…
その圭子にアメは美味しそうな匂いがすると不思議な発言をします。
学校に着いたとき、クラスメイトの大海原弾(おおうなばらはじき、木刀装備)は華にあいさつするのですが、隣のアメに気づき「あまり良くないもの」だと言います。アメの方も急に帰ると言い出す始末…
放課後。華は帰宅後、駄菓子屋を開店します。アメに店先のキャンディマシンの飴玉を買ってあげようとお金を渡し、アメがガチャガチャを回すところを見ていたら、ふと昔のことを思い出しそうな不思議な違和感を感じます。でもまだそれが何かわかりません。
同日深夜。
ドンドンドン!!
と玄関の戸を叩く音がして
華が出るとそこには圭子を背負った弾が。ですが圭子に外傷はありません。
ではなぜ弾は華の家を訪ねたのか、そこにアメが
「まものじゃ」
「これは、まものの仕業じゃ」
と言うのでした。
華の無くした記憶、華の家族、妹はなぜ幽霊、アメは何をしに来たのか、弾って何者?など謎が多いですがここまでにしましょう、はい。
なくした記憶を少しずつ思い出していく華ですが、それは残酷な真実に少しずつ近づいているということでもあるのです。
ですが真実を知ることで新しいおもいでを、絶対に忘れてはいけないおもいでを、華は見つけるのです。
それでは~(-_-)zzz