ラノベが読みたい!

好きなラノベを、メディアミックス関係なく。私が読んだラノベのあらすじをもう少し詳しく書いて紹介していきます。 積読消化に追われる毎日。仕事には全く追われていない。

キミとは致命的なズレがある

こんにちは

 

気がつけば、もう11月。早いものですね〜

 

今日は全1巻で手に取りやすいのではと思い、こちらを投稿します。

「キミとは致命的なズレがある」ガガガ文庫です。

 

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キミとは致命的なズレがある 著者:赤月カケヤ イラスト:晩杯あきら



表紙の女の子からものすごい目ヂカラ(狂気?)を感じますが、ラブコメでないのは確かです。

ミステリー?ホラー?あるいはどっちも??

ジャンル分けって難しいですよね…わたしだけ?(・_・;

※この先ややグロテスクな表現があります

 

 

高校生の海里克也は学校の保健室のベッドで悪い夢でも見ていたのか、勢いよく目を覚まします。

そこへ戻ってきた保健室の先生、鏡司(美人)に体調は大丈夫かと聞かれます。

ですが克也は答えられません。

 

彼はなぜ保健室にいるか覚えていないのですから

 

司先生によると、克也は学校の階段で落ちて頭を打ち、気絶していたと言うのです。

 

そして気付けばもう放課後。

過去に大きな事故で10歳以前の記憶を無くしている克也。事故の影響で1年遅れて学校生活を送っていて、現在は警察官の養父夏彦の下で暮らしています。

そんな克也に、司先生は奇妙な質問をします。

 

思い出せないことがあるかとか、見えなければならないモノが見えていないとか、

 

見えないモノが見えているとか?

 

え、なに怖いんですけどε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

その時、廊下を走ってくるふたりが。それはクラスメイトの山美鳥と友人の雨笠良平でした。

克也は病院へ寄らず、それから3人で遊ぶことに。

 

歩きながら自分はなぜ昼に気絶したのか…全く思い出せずにいた克也。ふと、一瞬視界が途切れるような感覚になります。

 

克也は周りを見渡しますが、変わらない日常が目に移りホッとひと安心。

しかし自動販売機の陰にそれはありました。

 

 

ひとの足です。小学生くらいの。

 

視線を外さずそのまま歩く克也ですが、やがてその死体の全貌が見えています。白のブラウスは鮮血に染まり、顔は陰でよく見えません。

 

すぐに美鳥と良平に声をかける克也。

しかしふたりには…

 

見えていない???

改めて確認すると、そこにはなにもありませんでした。

 

見えちゃいけないモノ、見えてます((((;゚Д゚)))))))

 

結局克也は帰ることにします。ですが気晴らしのために公園に行くことにしました。そこには幼なじみで友人の宮崎ひなたがいました。ひなたは高校受験に失敗し、現在引きこもり。克也は今日の出来事をひなたに話しました。

 

次の日。早めに学校に着いた克也。その時下駄箱でガタン、という奇妙な音が。しかし何かがいる気配はなく…

その代わり下駄箱には海里克也様と書かれた差出人不明の手紙が置いてありました。

 

昼休み。克也は図書室でこっそり手紙の中身を確認しようとしたら、美鳥に見つかってしまいます。しかしその手紙はラブレターではなく、

 

この手紙の差出人を見つけてください。さもなくばあなたは不幸になります。

 

という謎の手紙でした。手紙は丸めてゴミ箱に捨てました。

 

放課後。克也はまた公園に行き、ひなたに手紙のことを話しました。

帰宅後。克也がカバンを開けると、そこには捨てたはずの手紙が…

昼休み一緒にいた美鳥の仕業だろうと納得する克也ですが、ふと手を止めます。

 

なんともう一通手紙が入っていたのです。全く同じ色の封筒と字で。中身は後半部分が変わっていて、

 

これはいたずらではありません。あなたの命にかかわることです。

 

という内容でした。

しかし克也には疑問が残ります。

このもう一通はいつ入れられたのか…

 

翌日。朝から気分が悪く保健室にいた克也ですが、保健室を出て自分の教室に…と思いきや、昨日捨てた手紙を探すべく図書室へ向かいます。

 

克也がゴミ箱を漁っていると声をかける人が。それは克也のクラスの副担任、犬飼真澄美でした。

先生は克也に怯えている様子。克也が1年浪人していることと、クラス内のウワサを鵜呑みにしているようで…その怯える顔が恐怖に変わった時、克也の胸に痛みが走ります。

 

そしてどす黒い感情が彼を襲い、一瞬で先生の顔が破裂しました。下顎を残して。

先生はゆっくり倒れていき、その身体は縮んで…

一昨日自販機で見た少女の姿に変わりました。そしてどこからが声が、

 

僕を、見つけてよ

 

 

先生に声をかけられ、現実に戻る克也。今見た光景はどうやら幻のよう…

 

 

その日の3限目が終わった教室。克也はさっきの出来事(克也と真澄美が廊下で会っていたこと)を美鳥に見られていたようで、からかわれます。

…え?授業中にそんなに遠くまでよく見えたな美鳥さん

そんな何でも知っていそうな美鳥に克也は手紙の差出人を見つけて欲しいとお願いするのですが、克也と良平の仲(BL疑惑)を美鳥に突っ込まれ立ち去ろうとします。

そしていつのまにかカバンの中にまた水色の封筒が入っているのでした。

その3通目の手紙の中身は白紙でした。

 

その日の放課後。克也は良平(美鳥に恋心抱いているっぽい)とご飯を食べ店を出ると、そこには美鳥の姿が。そのまま3人でカラオケに行くことになりました。

その途中、生放送の街頭インタビューを受ける3人。ですが美鳥はいつもの性格と真逆の、カメラを避ける行動をとります。

 

……

 

その中継をラーメン屋のテレビで見ている男がひとり。その男は店主に街頭インタビューを受けている学生のことを根掘り葉掘り聞いてきます。

 

行方不明の子どもを探していたと言って、店を出る男。

ですが、その顔は子どもに向ける親のそれではなく、憎い仇に出会った鬼のような形相をしていました。

 

 

と謎はかなり残りますがここまでにしましょう。克也が見た妙に現実味ある幻覚は果たして本当に幻覚なのか…

区切る場所が見つからず、長くなってしまいましたm(_ _)m

 

この作者、赤月カケヤさんのラノベは他に「俺が生きる意味(レゾンデートル)」があり、エリオは先にこちらのラノベを読みました。パニックホラーです。また後日投稿したいと思います。

 

それでは〜*1..

 

*1: _ _