文句の付けようがないラブコメ
こんばんは。
すっかり寒くなりましたね〜
今日は「文句の付けようがないラブコメ」(ダッシュエックス文庫)です。作者の鈴木大輔さんは「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」の人ですよね。あと「ご愁傷さま二ノ宮くん」。
全7巻。完結済み。ジャンルはもちろんラブコメ。愛の喜劇と書いてラブコメディと読むみたいです。これもアニメ化来るかと思っていましたが、来ませんでした。面白いのになぁ
主演は千年を生きる神とその生贄として捧げられた男子高校生です。
神の名前は神鳴沢セカイ。銀髪赤眼の女の子です。表紙の子。酒も葉巻もたしなむよ!あと読書。
生贄高校生の名前は桐島ユウキ。父は桐島製薬の社長。小学生の時に神の生贄になることが決まり、16歳になってお務めを果たすことになります。
ふたりの名前は片仮名じゃない時もあります(!?!?)
このラノベは世界やり直す系でもあります。この言い方で合っているのかな…(・_・;
かくして世界は作り替えられました
という一文から始まりますので。
さて、どのような愛の喜劇かと言いますと
神鳴沢セカイと桐島ユウキが初(?)対面するところから話が始まります。
そしてセカイは言います、
初めまして。私が神だ。
そして自己紹介をします。
生贄として捧げられる者には対価として何でも願いが叶えられると言う神に、ユウキはこう言います。
お前だったのか。
すみません嘘です神々の遊びしたくなって…
ゴホン。では気を取り直して、ユウキは
神鳴沢セカイさん。俺と結婚してください。
それに対するセカイの返答は…
はい。よろしくお願いします。
!?
これが噂に聞く交際0日婚ですね!!お付き合いを前提に、結婚してください!ってやつ?
この願いに至った理由。直接的では無いですが以前ユウキの妹ハルコに、女の子がこの世でいちばん喜ぶことは好きな人からプロポーズされることだと言われたからです。
そして気になるのは桐島ユウキに生贄のお知らせを言いに来た組織。名前を九十九機関(つくもきかん)と言います。
ユウキの両親はもちろんこの要求に猛反対します。
謎が多いこの機関、ユウキをセカイの生贄にするためにあらゆる方法を用います。政治家、警察、マスコミ、軍。そのすべてを動かし、桐島家を完全に孤立(というか社会的な死?あるいは家庭崩壊?)させた上で改めて、
お返事はいかがでございましょう?(愛想笑い)
と言ってユウキの両親から許可を得るのでした。
…こ、こえぇ((((;゚Д゚)))))))
神鳴沢セカイが住む屋敷(東京某区)で、すべてを取り仕切るメイドさんがいます。彼女の名前はおチヨさん。無表情。綺麗で怖い人(ユウキ曰く)。彼女も機関の人間です。
とまぁ神様と捧げものの関係(いや、夫婦?)となったユウキにおチヨさんはお務めの内容を教えるのですが、
セカイの求めに応じること。
決められた日時に屋敷に行くこと。
という簡単なものでした。
そんな訳で変わらず高校にも通えるユウキ。クラスメイトの小岩井クルミと他愛もない話をする日常を送ります。ユウキは自分の事情をクルミには多少話しています。
翌日。2度目の屋敷訪問でお務めに来たユウキだったのですが…
裸にリボンを巻きつけたセカイがいて
ご飯にする?お風呂にする?それともわ・た・し?てへっ(挿絵付き!)
と言ってベッドの上でユウキを迎えるのでした。
これもお互いの距離を縮めるためだと言うセカイ。とてもカワイイですが、いろいろとぶっ飛んでマス(⌒-⌒;)
セカイとユウキの会話、ユウキとおチヨさんとの会話。それぞれキュンキュン感?とコメディ感が楽しめると思います。
楽しいラブコメが続きますが、ユウキはセカイが神としてどのような方法で世界を守っているのか。
彼女が抱える恐ろしい秘密を知ることで、ユウキはセカイを救おうと決意します。
ですがそれが世界の終わりに繋がってしまうのです。悲しい…世界にセカイでややこしいですねm(__)m
たったひとりで世界を守る神で強そうですが、泣き虫で意地っ張りな少女。そんな少女に少年がやるべきこととは??
決して終わることのない物語が始まるのです。
これくらいの巻数だと、他人にも勧めやすいです。読んでもらえるかは別ですが…
それでは〜(-_-)zzz