森の魔獣に花束を
こんばんは。最近寒いですよね〜
って、なんかずっと寒いしか言っていない気が…
コタツで体を温めるだけでなく、ハートウォーミングなラノベで心も温めよう!
ということで今回は
「森の魔獣に花束を」(ガガガ文庫)を投稿します。
全1巻。人と魔獣の恋を描いたラノベです。
剣と魔法が社会を大きく動かす力として存在する世界が舞台です。
夏。15歳になった少年クレヲ・グラントは出かけるため、準備をしているところから始まります。何の準備かと言うと、
試練です。
ざっくり言いすぎましたね…
具体的に何をするのかと言うと、
剣と盾を持って、魔獣が棲まう危険な森に入る
というものです。
15歳の少年がひとり…という訳ではなく、同行者として剣士がひとり付き添います。
随分と命懸けな試練…クレヲは体が弱く病気がちで、絵を描くことが生きがいの少年なのです。
なのでこの危険な試練にも絵描き道具を持っていきます。
そんな少年がなぜ?と思うでしょう
というのもグラント家は名家と呼ばれ、長男のクレヲもその例に漏れず…〝青い薔薇の試練〟と呼ばれるこの試練に臨むことに。
試練の内容は
危険な魔獣に遭遇する可能性がある森にあるとされる青い薔薇を見つけ出し、10日後の日没までに戻る
というもので、これが成されたらクレヲはグラント家の正式な後継者になり…
失敗した場合は弟(腹違い)のローレンスに継承権が渡ります。
クレヲの母は病気のため早くに亡くなっています。現在の継母はローレンスの母オードリー。
そして父のフォスターはローレンスを後継に考えているようで…
この試練、跡継ぎで意見が割れた時に行うグラント家の伝統だそうで…o(`ω´ )o
てかなかなかの無理ゲーだと思うのですが…(・_・;)
…
そして馬車でクランベラという村へ向かったクレヲは、巨木が延々と広がっている森へ到着します。
クレヲは怯えていると思いきや、感動していました。
屋敷の敷地内だけが彼の世界だったので、今目の前にある森の美しさ、木漏れ日が不思議な光景に映ったのです。
青い薔薇の方向を指し示す魔法のコンパスを使い、クレヲと付き添いの剣士グレッグは森の中を進んでいきます。
日が暮れ、探索をやめたふたりは休むことに。
交代で火の番を見るから先に寝てくれと言うグレッグの言葉に甘えて、クレヲは寝袋に入ります。そして爆睡(-_-)zzz
しかし
グレッグはクレヲを起こすことなく荷物をまとめ、いなくなります
グレッグはマーカスに頼まれてクレヲを森でひとりにしました。そのマーカスが仕えるのは継母のオードリー:(;゙゚'ω゚'):
目を覚ましたクレヲは辺りを見回してグレッグがいないことに気づきます。
そしてたったひとりでこの森から脱出しなければならないとも。
翌日。とにかく真っ直ぐ進もうと歩くクレヲですが
「たすけて…」
と声が。聞き間違いか?と思うクレヲですが、また助けてと聞こえます。それも女の子の声。
「だれか、たすけて…」
独りぼっちの不安から解放される。そう願い走るクレヲ。しかし足を滑らせ転がってしまいます。
そして真っ直ぐの方向を見失い絶望…
しかし自分を鼓舞し立ち上がり、見えない声の主に呼びかけます…が返事なし。
その時急に天と地がひっくり返り、クレヲの足を触手が掴んでいました。
その触手の主は生まれたままの姿をした半人半植物の少女で
「来てくれてありがとう」
と言い、触手を引き寄せて。キョドるクレヲを無視して
「じゃ、いただきまーす」
と口を開け、クレヲを食べようとする少女。ちょっと待ってと言うクレヲ。すると少女は
「あ、ごめんね〜。先にとどめを刺すの忘れてたわ。」
少女は笑いながらクレヲの首を絞めにかかります。こわいこわいぃΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
なんでもするから助けてください
そう言ったのか言わなかったのか天に召される直前。クレヲは解放され、目の前には少女が。
「本っ当〜になんでもしてくれるのね?」
といいながら。でも何でもはできないクレヲは考え、名案を思いつきます。
じゃあ、絵を描きます
と言って花の絵を描くクレヲ。絵を描くと言うことがどういうことか知らなかった少女にはとても好評でした。
このまま行くと少女のままなので名前を書かないと(笑)
彼女の名前はロザリーヌといいます。
そのロザリーヌにクレヲがこき使われる(何でもするって言っちゃったもんね)奇妙な生活が始まります。しかしこの森は魔獣が住む森。人間が住み続けるのは…
ひとりぼっちの人間の少年クレヲが魔獣の少女ロザリーヌと出会うことで、絵を描くことだけが生きがいではなくなります。
そして〝青い薔薇の試練〟の行方は??まだ期限まで1週間残ってますからね!
もうちょっと更新頻度上げたいと思いながらも、やっぱりGYAOが観たくなっちゃうエリオなのであった。
ぐんない*1..zzzZZ
*1:_ _