三月、七日。
こんばんは。
最近配信されたうたわれるものロストフラグのおかげで、ますます更新が遅れ気味…
エリオは他にとあるifとアンジュをやっているので大変(´△`)
と、まぁまた言い訳をしているわけなのですが…
今日は「三月、七日。」(ファミ通文庫)を投稿します。
全2巻。作者の森橋ビンゴさんは他にもラノベ書いてますよね。わたしの積ん読たちの中にもあります。東雲侑子は〜シリーズ(早く読め)。
タイトルからはどんなジャンルかな?と思うかもしれませんが、ラブストーリーです。
ラブコメというか…しっかり恋愛、と言う印象です。
そのタイトルですが、人の名前です。
男子高校生の渋谷三月(しぶたにさんがつ)と女子高生の宮島七日(みやじまなのか)です。
舞台は東京。私立四風館高校。屋上。
昼休み。普通科1年の宮島七日がグリーングリーンを口ずさみながら、この世に生きる意味、このまま生きていいのかと考える場面から始まります。
ちょっと暗い?
というのも、彼女は広島から上京した身で友達もできず…昼休みに屋上でひとりでいることが日課になっています。
加えて10歳の頃、駅のホームに誤って落ちてしまい父親に助けられ、自分は助かって父親は死んでしまったという過去があります。母親は小さい頃に離婚しているためいません。
生きる意味〜とかすごい哲学的な問題ではありますが、
七日はこの街には何かがある。素敵な何かがある気がするとも思っています。
そして午後の授業が始まり…窓の外を眺める七日。
そこに見えるのは進学科の校舎。この高校は進学科、普通科、体育科、芸術科があり、他学科との交流はほとんどありません。
その中でも進学科は何か違うと感じている七日。
一方。
1年生でありながら生徒会長、成績も常に上位十位以内というすごいやつ(語彙力がぁ)である渋谷三月。
これが本当の彼ではなく、もう1年近く優等生を演じているのです。
母親の弥生は若くして出版社の社長を務める才色兼備。三月は弥生の私生児です。父親は誰なのか…それを三月が知ったのは1年前。
毎日が退屈な反復作業。
授業中。三月は窓の外、普通科の校舎を覗きます。その校舎から茶色くて、汚れていて、それがお前の本当の姿だと言われているような気がしました。
このふたりが出会うことで物語が始まるのですが…なかなか始まらないのですよね〜
この段階ではまだお互いのことを認識していません。
七日はあの後屋上で叫んで教師に見つかり寮で謹慎3日…何を叫んだかと言うと
「幸せになりたい!」
冒頭は随分と病んでる感が出ていたのですが、情緒不安定ですねヽ(´o`;
そして謹慎中に寮長の東山操に次期寮長になってくれと言われたり、それを受けようか悩んだり。
結果寮長を受けることにした七日。早速操から助言を受けます。それは寮生の藤井真希と岸ナオミ(共に進学科)が近々揉め事を起こすというものでした。
三月の方は放課後、隣の席の藤井真希に自分が何かを隠していると知られ困惑したり、伊達眼鏡なのもバレバレで思わず普段の口が悪い話し方になったり、教室でそのまま真希とキスをしたり…
三月は母親を安心させるため、自分に自信を持つために優等生であると、他人から羨まれるような生き方をしようと決めていたのに。
この放課後の件をきっかけに、今までの生活に喜びはあったのか?
生きていて楽しいと思ったことはあっただろうか?
という疑問が浮かんできます。この冷静さとは裏腹に三月の心臓はドキドキしています。
ある日の授業中。七日は普通科と進学科の生徒のことについて考えていました。そして進学科の校舎を見つめ…
進学科の校舎でも七日のように外を見ている生徒がひとり。その人はお昼に見たメガネをかけた優等生でした。
その人にイタズラ心からさりげなく手を振る七日。なかなか気付かれず手を振り続ける七日。
するとそれに気付いた優等生は七日の方を見て、
とても優しく微笑みました。
しかし七日の方は微笑み返されて恥ずかしくなっちゃう始末…
(想像中…)
もうしばらくお待ちください…
かわいいね!!(//∇//)キュンキュンだよ!
七日は恥ずかしいと同時に嬉しい気持ちもありました。普通科と進学科は仲が悪いと言われていたから。
三月も七日と同じ気持ちだったのか、朝母親に
「最近、なんかいいことでもあったのかい?」
顔つきが明るくなった気がしてね。
と言われます。
まだ出会っていないふたりですが、これが最初のきっかけかな?ということで。今回はここまでにします!もう少し書こうかと思っていましたが、1巻の半分を超えそうなのでやめますm(_ _)m
それでは~ノシ