偶然の再会によって止まっていた時間が動き出す青春群像劇「Just Because!」
こんばんは。
積ん読消化、GYAOに続いてAbemaTVにまで手を出したエリオ…俺好きとっても面白いですね!
こんなに最高のラブコメだったとは(T ^ T)普通のラブコメだと思ってましたすみませんでした
…
更新する気はもちろんあります!
ちゃんと仕事中も文章について考えてますから!(おい)
今日は時期的にはちょうどいいのでは?と思い、「Just Because!」(メディアワークス文庫)を紹介します。
本当はひと月ほど前に書こうと思ってマシタ(・_・;
全1巻。2年くらい前(2017年)にアニメ化して、その原作小説になります。
青春群像劇なので、主人公以外の視点でも描かれています。
◯
何事もなく、平穏に毎日を過ごして卒業する。
という目標を掲げた高校生の泉瑛太。
高校生なんだから、そんな目標じゃつまらないと思ったそこのアナタ。
瑛太について補足すると…
彼は高校3年生で、今は二学期の終業式後。
そして三学期からこの鎌倉にある柏尾川高校に転校することになっています。
今は父親と一緒に学校に来ていr
高3の三学期に転校!?
決して書き間違えたのではありませんよ!( ̄O ̄;)
理由は父親の転勤の都合で、福岡から鎌倉に戻ってきたからです。
そう、戻ってきたのです。瑛太は元々鎌倉に住んでいたので、鎌倉は地元。中学2年の三学期から福岡へ。
そして瑛太の進学先の大学は推薦で決まっています。だから三学期の短い間はそのための準備期間のようなもの。制服も作ってません。
地元に戻ってきたということは、仲が良かった友達は元気にしているだろうか。と考えながら瑛太は帰る前にグラウンドに向かって歩き出します。
グラウンドには運動部員の姿はなく、ブレザーを脱いだ制服の男子生徒がひとりでトスバッティングしていました。
そのボールが瑛太の近くまで転がり、仕方なく拾い上げるのですが、その顔に見覚えがあり…
「瑛太?」
先に男子生徒が話しかけます。
「陽斗……?」
瑛太が口にしたのは旧友の名前でした。
相馬陽斗は中学時代の瑛太の野球仲間です。
完全に偶然の再会でした。
4年。
その期間に開いた距離を埋めるのはなかなか難しく、とりあえず瑛太は陽斗のバッティングを手伝うことに。
何度か会話を重ね、ふたりは一打席勝負をすることにします。そこでかつての接し方(?)を取り戻したふたり。
なぜ今バッティング練習をしているのかと聞く瑛太に陽斗は
「ま、願掛け見たいなもん?」
と答えになっていないような答え。
そして緊張な面持ちで
「俺……告白してくるわ」
まだいるっぽいし。そう言って校舎に走り出す陽斗。その陽斗にLINEでがんばれ(スタンプ)を送る瑛太。それに対し了解(スタンプ)。
三年半ぶりのやりとり。感慨深いものを感じる瑛太に陽斗から続けてメッセージが届きます。
「1個忘れてた」
それは
「夏目いんぞ」
陽斗と同じくらい忘れられない名前。夏目美緒のことです。
瑛太は入館許可証を返却していなかったので、事務室へ向かい…外に出ると
「あ、泉」
そう声を掛けた女子生徒が誰かわからず
「……どうも」
と瑛太。それを聞いた女子生徒は訝しげな顔をします。
そんな時、
「森川!」
とひときわ大きな声が。声の主は陽斗でした。
まさかの旧友の告白の場に遭遇する瑛太と女子生徒。森川葉月は女子生徒の友達です。
「やっぱり、そっか……」
かすれ気味のその声は瑛太の隣の女子生徒で…彼女の横顔を見たときに、どこか既視感を感じる瑛太。
「……あ」
そして瑛太は思い出します。この女子生徒が夏目美緒なのだと。
自分がかつて淡い恋心を抱いていた女の子なのだと。
告白すると思っていた陽斗は土壇場で日和り、まさかの4人で明日出かけることに…
瑛太が戻ってきたことで、美緒はかつて瑛太にだけ気付かれてしまった想い、忘れたかった想いを思い出します。自分は陽斗が好きだという想いを。
偶然の再会を果たした3人。彼らは残りの高校生活をどう過ごすのでしょうか。今回はここまでです。
作者の鴨志田一さんと言えばやはり「さくら荘のペットな彼女」ですかねわたしは。かなりハマりましたし、大好きな作品です。
個人的にはとらドラと並んでこんな青春送りたかったシリーズ(勝手に命名)のひとつです。
鴨志田さんの青春もの最高です( ̄^ ̄)ゞ
そういえば…青ブタはまだ途中までしか読んでなかった( ̄O ̄;)
もう少し時間を有効活用したいエリオでした〜
それでは*1..zzzZZ
*1: _ _