死なない生徒殺人事件~識別組子とさまよえる不死~【ミステリ】
ようやく夜が涼しくなってきましたね(*^▽^*)
これで投稿もはかどるといいのですが…
今回は「死なない生徒殺人事件~識別組子とさまよえる不死~」(メディアワークス文庫)です。全1巻です!ミステリ(?)です
早速ですが、どのような話なのか見ていきましょー。
再就職で4月から私立藤凰(とうおう)学院(幼稚園から高校まである女子高。大学はない)に生物教師としてやってきた伊藤(28歳)は、赴任したその日に同じ仕事場である理科準備室で物理を担当している受村先生(26歳)から不思議な話を聞かされます。
その内容は
『藤凰学院に永遠の命を持った生徒がいるらしい。』
…えーっと、以上です。かなりざっくりですが、そういう生徒がいるというのがずっと語られてきたそうです。怪談的な?
そして受村先生は伊藤に永遠の命を持つ生徒がいたとしてどのようなものか?という質問をしてきます。
その日は実在するとはいいがたいという結論で話が終わります。
伊藤が赴任してから半月ほどが経ち、伊藤と同じ4月からこの学院に転校してきた天名珠(高2)から友達が欲しいという相談を受けます。
天名はメガネっ子でおとなしくてぽわぽわした感じの子です(語尾に~がつく)。あと相談のお礼といって先生に五千円の金券渡そうとしちゃう子です…
そして空気が読めない…
そんな(?)天名から伊藤はお願いをされます。それが
友達になるため、永遠の命を持った生徒を見つけてほしい、というものでした。(ここでもか)
そこにさらっと(本当にさらっと)自分が永遠の命を持つ生徒だと2人に名乗る生徒が現れます。名前は識別組子(高2)。
当然識別の言うことを信じない2人ですが…後日学院で殺人事件が起きます。
それは識別が首を切断された状態で発見されるというものでした。
死なないはずではなかったのか識別!?とまあ内容はここまでで。
凶悪な殺人事件という重さとは対照的に、日常会話は紹介した以外の人物含めかなり軽めでおもしろいです。ラスト数ページの急展開は自分が思った解釈で合っているのか…不安で、後味がホラー読んだ感じ(はっきりと明かさない所)とでも言うのでしょうか(・_・;)
この作品は250ページほどなので気になったら読んでみてください。
それでは~(-_-)zzz