魔法使いのハーブティー
こんばんは。
ようやく30記事目です。最近は若干仕事に追われている感が否めないのですが…投稿続けていくぞ〜(*゚▽゚)ノオー
というわけで今日は「魔法使いのハーブティー」(メディアワークス文庫)を紹介します。全1巻。心温まるいいお話です。
今気づいたのですが、イラストは肋兵器さんだったのですね!「文句の付けようがないラブコメ」のイラスト描いてる方ですよ!!
主人公は藤原勇希。表紙の可愛い女の子です。
7歳でシングルマザーの母親を亡くし、それから約8年間親戚の家をたらいまわしにされ、現在は山口県の次兄である伯父の家で暮らしています。
夏休み。伯父は出張が多く家を留守にしがちで、伯母とその子どもたちは伯母の実家に帰省するため、勇希は夏休みの間だけ横浜の長男である伯父の家で過ごすことになりました。
その伯父は藤原家長男で50歳近く、いまだ独身で横浜の屋敷に住んでいます。
てか山口から横浜まで15歳の子がひとりで…ってなかなかひどいですよね(; ・`д・´)伯母コノヤロー
冒頭から何だか切ないです…
深夜バスで東京へ。そこから横浜に着き、駅を出てから30分…暑い中両手に荷物を持ち、汗だくで歩く勇希。
やがて植物の香りが勇希の熱い体にほどよく涼を届けます。そこには洋館が。
入口に立て看板があり
「魔法使いのハーブカフェ」
という文字が。伯父はどうやらカフェのオーナーをしているようです。
勇希は畑で作業中の伯父に声をかけるのですが、伯父はとても若く見え(30代)ビックリする勇希。
伯父の方も勇希を見て驚愕の表情を浮かべます。
…
……
たっぷり10秒。沈黙するふたり。
ここで突っ返されるのを避けたい勇希は、まくし立てるように伯父に自分を置いてくれるようお願いをします。
伯父にとりあえずお茶でも飲んで落ち着こうと言われ、カフェに行くふたり。そこでラベンダーティーを飲んだ勇希は長旅で疲れがたまっていたのか、そのまま夢の中へ
~6時間後~
ここに置いてもらえるのか心配する勇希をよそに、夕食を食べようと言う伯父。
そして勇希は大切な話があると告げられます。
やっぱり帰れと言われるんだと思う勇希。
ですが告げられたのは、この屋敷で暮らすにあたって守るべき3つのことでした。
一つ目は、エコな生活を送ること
二つ目は、畑とカフェの手伝いをすること
そして三つ目は、
偉大なる魔女が遺した館の後継者候補として、真摯に魔法の修行に励むこと
へ?てっきり帰らされると思っていた勇希は素っ頓狂な声を上げます。
それから謎だらけの伯父さん改め先生(お店では店長かマスター)の下で修業が始まったのです。
修業と言っても朝ハーブを摘み取るとか薬草の名前を覚えるとかそういうことです。
あとはお客さんの悩みを店長が聞いて、そのフォローをしたり。
夏休みの1か月、勇希は自分を大切に思ってくれる人の下で大切な経験をするのです。
魔女やら魔法やらファンタジーな言葉が出てきますが、呪文を唱えて強大な敵と戦うとかはないです。ハートウォーミングな話ですので!
それでは~(-_-)zzz