ラノベが読みたい!

好きなラノベを、メディアミックス関係なく。私が読んだラノベのあらすじをもう少し詳しく書いて紹介していきます。 積読消化に追われる毎日。仕事には全く追われていない。

英国幻想蒸気譚 Ⅰ レヴェナント・フォークロア

こんにちは。台風近づいてますね、雨がすごい…

 

今月から始まったドラマに「シャーロック」があるので、今日はシャーロック&ワトソンが登場するラノベ紹介しまーす。あ、彼らは主役じゃないし、1巻はワトソンが少ーし出てくる程度です。

 

わりと最近刊行されたばかりのラノベです。電撃の新文芸と銘打ったこのラノベ、値段は普通のラノベの2倍ほど。大きさもハードカバーと同サイズになります。

あと来週2巻出ます。

 

「英国幻想蒸気譚 Ⅰ レヴェナント・フォークロア(電撃の新文芸)

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英国幻想蒸気譚Ⅰ レヴェナント・フォークロア 著者:白雨蒼 イラスト:紫亜

ジャンルはスチームパンクと呼ばれるものです。

 

 

ん?すちーむぱんく??なにそれ…

おしえて!理事長さん!!

 

「 スチームパンク英語: steampunk)は、サイエンス・フィクションサブジャンルの1つである。関連ジャンルとしてファンタジー歴史改変ものスペキュレイティブ・フィクションがある。」

 

出典元:引用Wikipediahttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%AF

 

このジャンルは初耳でした。何かの音楽用語かと思いました…(・_・;)

 

この作者、白雨蒼さんの文章、わたしは好きです!なんというのでしょうか、言い方や言い回しがかっこいいです!言葉のチョイスが素敵です。

バトルシーンの文章も緊張感というか…臨場感?躍動感?とにかく楽しく読むことができました。

 

かなり前置きが長くなりましたが…

 

 

〇舞台は19世紀イギリスのロンドン。

第二次産業革命、通称蒸気機関革命』によって蒸気機関が大きく発展した世界。

街は蒸気で満ちていて、快晴が全くありません。

 

その蒸気にまぎれて、深い霧が立ち込める夜には絶対に外へ出てはいけないというウワサ話があります。それはレヴェナントと呼ばれる亡霊(?)にさらわれて、今度は自分もレヴェナントになってしまうという都市伝説です。レヴェナントは自分に近しい人の元に現れ、襲い掛かります。

レヴェナントは人間の姿をしていて、心臓がある場所の機関核(レヴェナント・コア)を破壊することで倒すことができます。決して元の人間には戻せません。

 

そのレヴェナントがきっかけでコンビを組むことになったヴィンセント・サン=ジェルマン封神幎(つかがみとばり。以下トバリと表記します)が本作のメインキャラです。ヴィンセントは片眼鏡をかけた壮年紳士でトバリは青年です。

 

もっと詳しく?

ヴィンセントは千年以上生きている怪人です。魔術師であり、錬金術でもあります。

現在は請負屋(何でも屋とは違うっぽい)を経営。錬金術師だけあってトバリに機関機械の武器をつくります。

 

トバリは血塗れの怪物(グレンデル)と呼ばれ、かつては2代目切り裂きジャックとして行動していた双剣使い。今はヴィンセントの部屋に居候して、請負屋をしています。

封神家は古くからある殺しの一族。人だけでなく異形のモノも殺します。ですが封神一族が殺された過去があります。自分の家族と呼べる人によって。

 

このふたりが都市伝説のレヴェナントの鋼鉄怪物以外にも、心臓喰い(ハートスナッチャーなどの敵にも遭遇します。心臓喰いは生きている状態の人から心臓を奪い取る殺人鬼です。おぉ怖い…

 

ふたり以外には孤児院出身で仕立て屋で働いているリズィがいて、序盤はこの3人の視点で物語は展開していきます。彼女もふたりと一緒に戦います。武器は釘撃銃(ネイルガン)。もちろんつくったのはヴィンセントです。

なぜ仕立て屋のリズィが関わってくるかというと、ヴィンセントと仕立て屋の店主アレックと仲が良いからです。加えてトバリが仕事で着ているコートの修復をこの店に依頼したというのもあります。

 

ロンドンで起こる数々の不思議な事件。それは都市伝説だとウワサされるレヴェナントが引き起こしたものでした。請負屋に依頼される都市伝説関係の話。あーだこーだ言いながら解決していくふたり。そんな中レヴェナントの秘密を知る手がかりを得ることになります。

その裏にはなにやら大きな組織とつながりがあるようで…

そしてそれはトバリの過去にも関わることでした。その黒幕はヴィンセントと関係が…!?

 

以上です。徐々に会話でふたりの仲の良さが垣間見え始めるのも面白いです。後半のヴィンセントのすごさとか、機関武器での戦いとかかなり白熱して一気に読めました。

そして2巻に続きます。次はシャーロックが登場します。

あ、ラッキースケベもありましたね。まぁ?わたしは?全然期待してませんでしたけどね!!

 

それでは~ノシ