ラノベが読みたい!

好きなラノベを、メディアミックス関係なく。私が読んだラノベのあらすじをもう少し詳しく書いて紹介していきます。 積読消化に追われる毎日。仕事には全く追われていない。

擬音ひとつとってもカッコイイ!スチームパンク「英国幻想蒸気譚 II ブラッドレッド・フォルクール」

こんばんは。

火曜には書き終わっていたのに今更新しています。不思議~

 

 

m(__)m

 

はい謝罪終わり!

さて、最近ラノベの主人公の年齢上がっていると感じません??

いきなりの質問ですが(笑)先日ドラゴンマガジン買ったと言いましたが、連載してる作品の主人公が社会人で驚きました。それだけ読者層も上がって来たのかな?エリオもそうだし。

 

昔は中学生か高校生でしたよね。今は大学生や社会人主人公をちらほら見かけるんですよね。買いはしませんが…

 

だって中身がハーレムラブコメっぽいんだもん!(偏見)

わたしが読んだ社会人主人公ラノベは「なれる!SE」くらいですかね〜

さて、全く関係ないし長い前置きでしたが…

 

 

今日は「英国幻想蒸気譚II ブラッドレッド・フォルクール」(電撃の新文芸)です。ブラッドレッドは血の赤、フォルクールは対抗神話…都市伝説を否定する都市伝説ということです(ドウイウコト?)

 

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英国幻想蒸気譚Ⅱ ブラッドレッド・フォルクール 著者:白雨蒼 イラスト:紫亜

 

今回は初の試みをしてみました。いつも1巻完結やシリーズでまとめて投稿していますが、今回は比較的新しいということもあり、2巻の紹介もします。1巻を未読の方はまだ読まないほうがいいかも〜

 

2巻もとても面白かったです。1巻の続きですが、この巻でパラケルススとの戦いは終わり一区切りつきます。

擬音ひとつ取ってもカッコイイです。剣戟音と書いてガキンと読ませる所とか、ただガキンと書くよりも戦ってる感が増して楽しく読めました。

 

 

 

真夜中。トバリが怪我人のエルシニア・アリア・リーデルシュタインを背負ってベーカー街221B、シャーロックのもとを訪れるところから始まります。

廃工場の地下での戦いはヴィンセントにひとまず任せて。

 

シャーロックの所へ着く頃にはトバリは封神の血のおかげか、ものすごい回復力で傷はもう治っていました。

 

それよりももっと大きな謎が目の前にありました。

1巻でトバリたち請負屋に依頼し、共に行動しているエルシニア…

彼女はセンゲと同じくその身体に機関を埋め込まれ肉体を機関化していることです。

エルシニアはワトソンに任せ、トバリはシャーロックの元へ。

 

 

この世界でもシャーロックは探偵、ワトソンは医者と同じなのですが…それに加えてシャーロックには霊媒体質で精霊使い(シャーマン)、ワトソンにはとある魔祓いの血を引いています。

シャーロックの側には少女の姿をした精霊アイリーン=アドラーがいて、彼はアイリーンと契約を結んでいます。

アイリーン、喋りますよ!

 

 

トバリがここを訪れることを予測してか、ヴィンセントは数日前にシャーロックに依頼していました。

 

ホーエンハイム・インダストリーについてです。

 

1巻でも出てきましたが、企業の名前です。

最高責任者はパラケルスス、表向きの名はティオ・ホーエンハイム

英国を中心に、欧州全域の機関機械流通を要として、様々な商品を扱っている機関企業。

 

というのは表向きでして…ホームズの調べによりますと、この企業裏では

恐喝、ゆすり、賄賂、買収それから暗殺まで。悪いことは何でもやってますね(・・;)そしてこの後が重要です。

 

人間を利用した違法実験。つまりは1巻でも登場した鋼鉄の怪物(レヴェナント)をつくっていたのです!

 

機関機械を人間の体に埋め込むのではなく、魂を書き換えてレヴェナントを生み出しているのです(???)

干渉術式(機関魔導式)を応用して。

これは演算機械と魔術体系の融合により生まれたものです。

 

その恐ろしい実験を行なっている最高責任者はどこだと言うトバリにシャーロック…ではなくアイリーンが答えます。

 

ロンドンの地下、大機関区画にいると。

 

その場所は大都市を動かす動力がある区画で、全三ヶ所のうちのひとつ、サザーク工業区にありました。

そしてその区内にはホーエンハイム・インダストリーの無人事務所も…

 

エルシニアも無事に目を覚まし、さぁ出発!

…とはならず、トバリは彼女に何者か質問します。

 

エルシニアはレヴェナントだったのですから。センゲもそう。

1巻に出てきたレヴェナント達とは大きく違いますよね。意思があるし。

 

加えて廃工場の地下でセンゲと行動していた金髪の少女がティオ・リーデルシュタインであり、パラケルススでもあると聞いて衝撃を受けるトバリ。

 

そこに更に追い討ちをかけるようにエルシニアはトバリへ言うのです。

 

ティオ・リーデルシュタインでありパラケルススでもある少女は…アリステラ・シャール・リーデルシュタイン。つまりはエルシニアの姉というのでした。

 

もっと言うとパラケルススというのはアリステラの胸元に埋め込まれた赫い宝石なのです。

それは賢者の石とも言われ、彼はその石へ魂を転写して体を奪い、ロンドンの地下で恐ろしい実験をしてしたのです。

 

さらにパラケルスス錬金術師であると知り、トバリはヴィンセントが何か隠しているのではないかと考えます。

ですが今ヴィンセントがどこにいるのかはわかりません。そんな時突然ドアをコンコンと軽く叩く音がします。

 

扉を開けるとそこにはリズィがいて、ヴィンセントからの伝言を伝えに来ました。グッドタイミング!

 

合流した一行はヴィンセントとパラケルススがかつて秘密結社アルケミストに属し錬金術師として活動していたことを告げられます。

そしていざ怪物退治へ

 

 

今回は各キャラが過去と向き合うシーンが多かったように思います。トバリとセンゲ、パラケルススとヴィンセント、それにエルシニアとアリステラ。あと秘密結社アルケミスト

 

それぞれのキャラクターが家族や一族、同朋…かつて持っていたそれらと決別をし、ロンドンを救うために戦う姿。とても良かったです。

今回はトバリとエルシニアのシーンが多かったように思います。

でも最後はあの錬金術師が(笑)いいとこどり??

 

今回もカッコイイ機関兵器が!エルシニアが使ってますd( ̄ ̄)

センゲの能力も良かったです。血染化装(ちぞめげしょう)。

 

3巻は出るのでしょうか…期待して待っています。

それでは〜*1..zzzZZ

*1:_ _