ラノベが読みたい!

好きなラノベを、メディアミックス関係なく。私が読んだラノベのあらすじをもう少し詳しく書いて紹介していきます。 積読消化に追われる毎日。仕事には全く追われていない。

リベリオ・マキナ

こんばんは。あけましておめでとうございます。

年末年始休みに入り時間に余裕があるので、投稿ペースを上げたいと思います。

でもGYAOの一気見も捨てがたい…しやっぱテレビ観ちゃうわ〜(-_-;)

 

今日は「リベリオ・マキナ」電撃文庫を紹介したいと思います。

 

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リベリオ・マキナ 著者:ミサキナギ イラスト:れい亜

 

現在2まで刊行中。ジャンルはトルファンジーです。リベリオは反抗、マキナは機械とラテン語では意味するそうです(あとがきより)。

 

 

1巻の帯に書いてある可愛すぎる主人公()は表紙の銀髪の子かと思っていましたが、銀髪の子は本当の女の子です。

左に写っている男の子が主人公()です。

それにしても絵が可愛いですね〜(^ω^)

 

 

 

舞台は二十世紀後半のヨーロッパ、ヘルヴァイツと呼ばれる国です。

この国は十八世紀から絡繰人形、オートマタが発達しており、現在では生活の大部分にオートマタが関わっています。

 

そしてこの世界には人間、オートマタに加えて吸血鬼が存在します。

ヘルヴァイツは人間と吸血鬼が平等に暮らす世界で唯一の共和国です。

 

 

 

主人公は水無月と言う名のオートマタです。それもただのオートマタではありません。

 

対吸血鬼戦闘用オートマタ 絡繰騎士《白檀式》第陸号・水無月

 

それが彼の正式名称です。

彼ら白檀式は暗殺を得意としています。

10年前。六番目につくられた水無月は他の五体の絡繰騎士とともに、侵攻した吸血鬼軍からヘルヴァイツを救う英雄になる

 

 

はずだったのですが

 

 

水無月は自分たち絡繰騎士をつくった母親的存在の白檀春海(びゃくだんはるみ)博士に「不適合」を言い渡され、彼は戦闘に行くことなくコンテナで長い眠りについていたのでした。

 

 

そして10年後。水無月が白檀春海の娘、カノンによって起動されて、カノンが通う学校に一緒に登校するようになった所から始まります。

 

この10年の間に白檀春海は亡くなり、吸血鬼との戦争は終結したり、自分以外の白檀式絡繰騎士は博物館に展示されたりもう戦う必要が無くなった世界。

そんな世界でカノンは水無月を普通の人間として扱い、一緒に学校に通います。

 

ただし。水無月がオートマタとバレないようにしないといけません。それはなぜか。

 

白檀式オートマタは虐殺オートマタと呼ばれ、彼らを動かす波動歯車(ハーモニーギア)を現在使うことはタブーとされているからです。

 

1972年、ケルナーの悲劇

白檀春海がつくった白檀式オートマタが人間、吸血鬼問わず虐殺した原因不明の事件です。

この事件、起こるはずがない暴走事故だったのです。

 

これをきっかけにヘルヴァイツは公国から共和国になり、戦闘用オートマタの製造禁止が決まりました。

 

この事件により世間からの反感が強くなったため、カノンも自分の出自を隠し、水無月もオートマタだとバレないように生活しなければならなくなったのです。

 

 

 

その危機感と言うか緊張感を全く感じない水無月(オートマタだし)と学校生活を送るカノン。

母春海が虐殺の妃殿下(春海は元公族。カノンは元姫)と世間から呼ばれていることに立ち向かおうと、タブーとされている波動歯車は安全だと証明するために、

 

高校生オートマタコンテストに参加することを決めます。

 

波動歯車を使ったことでカノンはクラスでいじめられてしまいます。

このコンテストに出場するにはメンバーが3人必要で。

カノンと水無月(カノンに強制)、あとは

 

いませんねぇ(・・;)

 

そんなことを話しながらの帰り道。

工事現場から突然バアァンと大きな音が鳴りました。どうやら工事用オートマタが暴走したようです。

現場監督の強制命令も聞かないオートマタに逃げ出す作業員たち。

カノンが水無月の腕を引いて早く離れようと言うのですが

 

水無月……あれなら戦ってもいいよな」

 

???

 

そして右手から暗器アサシンブレードを出し、左腕に内蔵されている消音器付き四連装拳銃を使い、

オートマタの首筋のチップを的確に狙い25体を行動不能にします。しかし水無月の表情は晴れず

その時

 

「わたくしたちは共和国軍ですわ!」

 

と凛とした声が響きます。その声の主は紅髪の少女。その後ろには女性兵たち。部隊の名前は共和国軍特別機動部隊《赤の乙女部隊》(スカーレット・メイデン)です。

その部隊を率いる紅髪の少女の名前はリタ=ローゼンベルク。吸血鬼王を父にもつ第三王女です。

 

正体がバレたらまずいので、水無月とカノンはその場を離れます。リタの制止を振り切って。

 

帰宅後。カノンに怒られお仕置きされる水無月水無月、可愛くされちゃいます(笑)

 

 

翌日。登校するカノンと水無月。しかし校内が騒がしい。

人だかりの中心には昨日見たあの紅髪の少女の姿が。

向こうもこちらに気付き、

 

「見つけたわ!今度こそ逃さなくてよ!」

 

リタは父に頼んで水無月の高校に転入してきたのです。

自分の正体がバレたと思うですが、リタは水無月のことをとんでもなく強い人間だと思っているらしく彼に血を捧げなさいと言ってきます。

吸血鬼のこの行為は人間でいう告白のようなもので、水無月は彼女に好意を持たれてしまったようです。

 

ただ水無月は対吸血鬼用オートマタ。体に流れる血は吸血鬼を殺す成分が入っています。

断り続ける水無月ですが、ひょんなことからリタと水無月が勝負をしてリタが勝ったら血をもらうということになります。

 

勝負は吸血鬼王の血を継ぐリタが優位かと思われましたが、水無月の勝利に終わります(試合の経過は割愛します)。

 

負けたリタは水無月の言うことを何でも聞くとしつこく言うので、悩んだ末に水無月はリタにこう言います。

 

 

「俺たちのオートマタコンテストチームに入れ」

 

 

「「ふぇっ!?」」

 

 

これからコンテストに向けた準備を始める3人。しかしその日常の裏で。

ヴァンパイア至上主義を掲げる吸血鬼王非公認の組織、ヴィルヘルム=ルートヴィヒ率いる革命軍がなにやら企てているようで。

彼らと行動を共にしている中に、まさかの行方知らずになった《百檀式》第壱号・睦月の姿があり…

 

 

白檀式》オートマタの秘密、白檀式の人工頭脳。

なぜ彼らが人間を襲ってしまったのか?

 

水無月がなぜ「不適合」と判断されたのか?そう判断した春海の真意とは?

 

水無月をどうしても可愛くしたいカノン、それより強くして欲しいと言う水無月

水無月がオートマタだと全然気が付かないリタ、リタと話が噛み合わない水無月

 

バトルパート以外もとても楽しいシーンが多かったと思います。

3巻楽しみに待とうと思います。

いやだって2巻めちゃくちゃいいところで終わるんですよ!くぅ…

 

ちなみに2巻は水無月とリタがコンビを組み、次なる事件に立ち向かいます。

2巻も序盤から引き込まれる内容になっています。相変わらずカノンの学校内での立ち位置は…かなり辛いですが。

ただ。1巻を経て迷いが無くなったカノンはとても強くなったなと感じました。

そしてカノンの歯車トーークは止まらない(笑)

 

 

長くなりましたが、それではノシ

本年もよろしくお願いしますm(_ _)m