「虚構推理 スリーピング・マーダー」
こんばんは。
最近ちょっとラノベのタイトルだけでは味気ないと思い、なんとなくイメージが浮かぶように少し変えてみました。この記事はタイトルだけですけどね!
読んだっきりで記事にしてなかった「虚構推理 スリーピング・マーダー」(講談社タイガ)を投稿しようと思います。人物紹介は「虚構推理」の方でしてますので、こちらでは詳しく書きません。しかしスリーピング・マーダー…直訳すると眠っている殺人?
実はまだアニメの方は観てなくてですね…(小声)録画はしてます!!
シリーズ最新書き下ろし長編ということで…スリーピング・マーダーは4章と5章で前後編になっています。
が、1章の過去編からしっかりと4、5章に関わってくるような内容となっています。
1章は岩永琴子が高校時代の話です。私立瑛々高校に通っていた頃、ミステリ研究部の部長である天地学によって、琴子がミステリ研究部に入るまでの話です。
琴子視点ではなく、この一連の出来事に関わった同じ研究部員の小林小鳥視点です。
2章は現在に戻り…1巻の時に鋼人七瀬の件で琴子と九郎と戦った桜川六花が再びふたりの前に!?です。
この章も主要キャラ視点ではなく、六花が一時的に住んでいたアパートの隣人視点で進んでいきます。
3章は大学生になった天地学が伯父の藤沼耕也から突然連絡を受け、ホテルの最上階レストランに向かったところから始まります。
なぜ呼ばれたのか問いかける学に耕也は
「岩永琴子について何か知らないか?」
彼女について情報を集めていると。
彼女のすごさ(危険さ)を知っている学は耕也に関わらない方がいいと言いますが、それでも何とかしようとする耕也。
学はなぜここまでして聞くのかと問うと、詳しくは話せないが
「遺産相続に絡んでな」
と耕也。ますますわけがわからなくなる学。
軽く説明すると
耕也の義理の父に音無剛一(81)という有名ホテルグループの会長がいます(存命)。
彼の資産の相続をどうするかとなった時に、資産分割の際、おかしな課題を出してきて困っている。
という内容です。
あれ?岩永琴子が関わっていない?
しかし次の説明で
この課題の判定役に岩永琴子が選ばれ(会長が指名)、誰が課題をうまくクリアしたか。琴子が吟味することになったそうです。
その課題の内容は学には話しませんでした。
剛一が出した課題は
「私は23年前、妻の澄さんを殺した。それが真実であると説明せよ」
という内容です。証拠を見つければいいのでは?と思ったかもしれませんが、彼にはアリバイがあるのです。
剛一が殺したのにアリバイがある…どういうこと???
正確には彼と取引をした妖狐が妻を殺したのです。
これまた難儀な…(・_・;
琴子はこの妖狐の存在を伏せたまま、相続者たち自分自身で考えさせ、剛一が殺人犯だと納得してもらえるように誘導するという…極めて高難度な依頼です。
果たしてうまく誘導することができるのか。誰が一番納得のいく説明ができるのか。
やはり岩永琴子という人物は恐ろしくすごいことが改めてわかる一冊でした。
少し短いですがここまでです。
それでは〜ノシ