ラノベが読みたい!

好きなラノベを、メディアミックス関係なく。私が読んだラノベのあらすじをもう少し詳しく書いて紹介していきます。 積読消化に追われる毎日。仕事には全く追われていない。

共和国第86区。存在しないこの区で、日々敵国の無人兵器と戦う少年少女「86―エイティシックス―」

こんばんは。外出自粛の影響なのか、動画配信サービスがこぞっていいアニメ一挙配信しすぎぃ!そんなに見れないよぅ!くそぅ…T^T

 

 

祝アニメ化決定!!

と言うことで今日は86ーエイティシックスー」電撃文庫を紹介します。

 

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86―エイティシックス― 著者:安里アサト イラスト:しらび

 

今回紹介する内容は1巻だけです。理由はわたしがまだ4巻くらいしか読んでいないからです。確かもう78巻まで刊行されてますよね(-; )

 

 

 

舞台はサンマグノリア共和国。世界初の近代民主制国家。他国からの移民を積極的に受け入れてきた国です。

その86区。それは共和国の85ある行政区の外、人がいないとされるエリア。

 

 

そのエリアに共和国で生まれたのに共和国によって人以下の存在として扱われるエイティシックスと呼ばれる少年少女たちが居ます。

彼らは存在しないはずの86で何をしているのか?

 

 

戦争です。

 

 

その戦争で、日々死んでいく少年たち。

でもその死は…彼らの死は共和国内の市民には知られていません。なんならスポーツ観戦しながらお酒を飲む士官もいて、もはや平和と言ってもいいくらい。

 

 

そもそもこの戦争、人が戦っていないのですから。

 

 

???

 

 

我々が想像する戦争とは違って、この世界での戦争は無人兵器での戦いです。

 

 

 

9年前。共和暦358年、西暦2139年。

共和国の隣国ギアーテ帝国が周辺諸国全てに宣戦布告し、帝国は世界初の完全自律無人戦闘機械〈ギオン〉部隊による侵攻が開始されます。

 

共和国軍は半月で壊滅。これにより共和国政府は2つの決断をします。

ひとつ、国土の半分以上を放棄し、八五行政区内への全共和国市民の避難。

そしてもうひとつは戦時特別治安維持法の制定。

この法は共和国に古くから住む白系種(アルバ)以外の有色種(コロラータ)を敵性市民とし、市民権を剥奪した後に八五区外の強制収容所に隔離するというものです。

 

 

簡単に言うと人種差別です。白系種以外は人ではないと。

 

 

そして差別された有色種の人々は兵役と85区を囲む大要塞壁群〈グラン・ミュール〉建造の労役が課されました。

 

そしてレギオンに対抗すべく共和国は自律無人戦闘機械〈ジャガーノート〉を前線に送り対応。

 

というのが表向きの話でして

実際は戦闘用AIの開発に失敗した共和国はジャガーノートに人ならざる有色種を乗せ、レギオンと戦わせるという決断をしました。

エイティシックスは人ではないから、彼らが乗っていてもそれは無人機だと。

なんて恐ろしい…o(ω´ )o

 

 

 

 

時を戻そう。

実はこの戦争起こした帝国は4年前滅びたと推測されており、帝国の無人機レギオンもあと2年後には全機が停止する。というのが鹵獲したレギオンを調べた結果判明しました。それでもレギオンの数は圧倒的です。

 

 

そんな戦場で戦う彼らを指揮する指揮管制官ハンドラー)と言う役職があります。ハンドラーは前線から100キロ以上離れた管制室で指揮を執ります。

 

その方法は知覚同調(パラレイド)と呼ばれます。レイドデバイスと言うチョーカー状のものを首にはめて使います。通信機器ではありません。

バイスにはめ込まれた青い結晶体が光ることで、脳の一機能を活性化し、相手の意識に接続して連絡をとりあうのです。す、すげー(ω)

 

 

 

そのハンドラーのひとり16歳の少女ヴラディレーナ・ミリーゼ少佐(通称レーナ)は師団長カールシュタール准将に呼び出されていた。

 

 

って16歳で少佐!?

 

 

なぜレーナが呼び出されたのか。この度部隊編成にともない別の隊のハンドラーとして指揮を執ってくれないかという理由でした。

 

その部隊は戦場の最前線で戦うベテラン揃いのスペアヘッド戦隊と呼ばれていて、隊長のパーソナルネームはアンダーテイカ(名前はシン)。葬儀屋?

 

 

どうやら彼はハンドラーから死神と恐れられているようで

 

理由は担当するハンドラーを壊してしまうから。なんでも死霊の声が退役しても付きまとうらしくて怖いぃぃぃ

 

 

その部隊のハンドラーになるのはレーナが自分で決めて構わないと言うカールシュタール准将。

 

レーナの返事は

 

 

「やります。スペアヘッド戦隊の管理も、指揮管制も、全霊を以て」

 

 

こうしてレーナは第一戦区第一防衛戦隊付指揮管制官(長い)に任命されます。

レーナの友人で研究部所属の技術大尉アネットはレーナのハンドラー就任には反対のようで、同じ研究部に誘うのですが…2年後にはレギオンも全停止する(仮)訳ですし。

しかしレーナの答えは

 

「ありがとう。でも、今は戦時だもの」

 

 

 

レイドデバイスを書き換え準備ができたレーナはいよいよスペアヘッド戦隊隊長とコンタクトする時が来ます。

 

先程カールシュタール准将に言われた死神や自殺者の話が頭をよぎります。

でもエイティシックスは同じ人間だという考えのレーナは、一度気持ちを落ち着かせて

 

 

「アクティベート」

 

 

と言って知覚同調(パラレイド)を起動します。

最前線のベテラン揃いの部隊スペアヘッド戦隊を指揮することになったレーナ。

 

 

日々人が死んでいく部隊を指揮するのは本当に辛いことでしょう。エイティシックスを同じ人だと思っているレーナなら尚更です。

悲しい物語が始まります。

彼らの運命は?と今回はここまでです。

 

 

無人機ですが、扉絵に設定画があります。なので戦闘シーンは想像しやすいのではと思います。

しかしながらうーん悲しい展開が続きます( ´△)

 

絶望的状況の中、彼らに光はあるのでしょうか。レーナとスペアヘッド戦隊のメンバーとの距離感にも注目です。

 

アニメ楽しみです!それでは〜(-_-)zzz