人間と吸血鬼が共存する世界を実現するために。悲しみも束の間、カノンは次の一歩を踏み出す。そして少年は…「リベリオ・マキナ4—《白檀式改》紫陽花の永遠性—」
こんばんは。
再放送のドラマばかり観てるせいか、ラノベ読む時間が削られていく…ノーサイドゲーム最高でした( ;∀;)
そんな訳で更新も遅れぎみ。わたしが病気になって本を読む時間が減ったというのもありますが…
今日は「リベリオ・マキナ4—《白檀式改》紫陽花の永遠性—」(電撃文庫)を紹介します。
この4巻でこのシリーズは一区切りだそうです。
紫陽花?新しいオートマタ!?気になりますね(*'▽'*)
1巻の紹介ではないのでいろいろ説明は割愛しますm(_ _)m
…
高校生オートマタコンテストが終わった翌日。
深夜。カノンはリタとともにイエッセルの自宅を出る準備をしています。
街にはすでに《HW式》が至る所にいたのです。
理由は昨日のコンテストで《白檀式改》桜花が暴走し、母春海と同じ虐殺技師の汚名を負われそうになったからです。
全てはハウエルズによって。ハウエルズの悪事は暴けず、カノンと吸血鬼たちの作戦は完全に失敗へと終わりました。
失敗しただけではなく、カノンが調整した《HW式》の魔術によって水無月は消失…
少し補足すると軍事用オートマタ《HW式》は吸血鬼の生きた脳を使ってつくられた対吸血鬼オートマタです。
時を戻そう(エリオはぺこぱ気に入ってます)。
1時間後。涙を流しながらもカノンは準備を終え車へ。その荷物の中には水無月が好んで着ていたシャツを1枚入れて。
カノンは水無月が絶対に戻ってくると信じているのです。
向かった先はヘルヴァイツの南部、国境付近の山小屋。
そこは吸血鬼王ローゼンベルク達吸血鬼と彼らに味方する人(家族)が生活していました。
街には《HW式》がいるので、買い物は人間が行い、それを山の奥まで運ぶのは吸血鬼としっかり役割分担されていました。
翌日。
その補給物資を運ぶリタたち吸血鬼とともにカノンはローゼンベルクのいる山小屋に向かいます。
雪山を歩くこと数時間…
カノンたちは無事(?)目的地に到着します。
リタは父である吸血鬼王を呼んでくると行ってしまいました。
吸血鬼王ローゼンベルク……どんな人だろ……。
カノンがドキドキして待っていると…補給物資のチョコをつまみ食いする子どもがひとり。
ローゼンベルクはチョコが大好きと道中聞いていたカノンは子どもを引っ張り出し
「こら!つまみ食いはいけません」
と叱り付けます。
そこへ入ってきたのは大男。彼こそが教科書に載っているローゼンベルク王で…
「おはちゅにお目にかかります。…」
めちゃくちゃ噛みながらもあいさつするカノン。
「……カノン、何やってるの?」
戻ってきたリタは不審な眼差しでカノンを見ます。
「お父様、カノンをからかわないで」
そしてリタと大男の嗜めるような視線の先で
「我こそがロード・ローゼンベルクである。」
先ほどの子どもこそが吸血鬼王だったのです!
大男の方は侍従のバルサスと言います。
えぇーー!!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
…
山小屋の食堂にて。
玉座に座るローゼンベルク王と向き合うカノン。
彼ら吸血鬼と共に立てた計画は失敗したが、成果はあったと言うローゼンベルク。
バルサスによって渡された新聞には『最強《HW式》の人工頭脳に活用される吸血鬼』という見出しが。
そして民衆の支持も得やすくなったと。
ローゼンベルクはカノンに目標を告げます。
「ヘルヴァイツ新共和国を興すのだ」
その新共和国は吸血鬼による統治ではなく、人間と吸血鬼の共同統治であると。
そして統治にあたり人間側の代表と再び盟約を交わすと言うローゼンベルク。
その新代表は現大公のヨハネス六十六世でもなく、皇太子のアルベルトでもない…
「でしたら、どなたを大公にされるのです?」
とローゼンベルク王に聞くカノン。
しかし、ローゼンベルク王はもはや1人しかいないであろうと。
「新大公はそなたであろう、カノン=ビャクダン=ヘルヴァイツ」
!?!?
カノンが一大決心を迫られる一方で、ハウエルズによる新公国のある研究所からひとりの吸血鬼が逃げ出しました。固い決意を持って。
で、結局《白檀式改》紫陽花って誰よー!!
ハウエルズによるヘルヴァイツ独裁が進む中、
もう守られてるばかりは嫌だと言うカノン。その思いを吐露する場面はとても感動しました。
そして一歩を踏み出すのですが、やっぱりどこか水無月を追いかけているところもあり…( ;∀;)
感動の場面もあればリタの殺人級の料理を振る舞う楽しい場面もありました(笑)
チーズケーキが真っ黒なのは笑いました(о´∀`о)
今回は区切るところが早めだったので紹介する内容も短くなりました。
それでは〜ノシ
次の更新はわたしの病気の状況で遅くなるかもしれません(-_-)zzz