ラノベが読みたい!

好きなラノベを、メディアミックス関係なく。私が読んだラノベのあらすじをもう少し詳しく書いて紹介していきます。 積読消化に追われる毎日。仕事には全く追われていない。

偶然の再会によって止まっていた時間が動き出す青春群像劇「Just Because!」

こんばんは。

積ん読消化、GYAOに続いてAbemaTVにまで手を出したエリオ…俺好きとっても面白いですね!

こんなに最高のラブコメだったとは(T ^ T)普通のラブコメだと思ってましたすみませんでした

 

 

 

 

更新する気はもちろんあります!

ちゃんと仕事中も文章について考えてますから!(おい)

 

 

今日は時期的にはちょうどいいのでは?と思い、Just Because!メディアワークス文庫を紹介します。

本当はひと月ほど前に書こうと思ってマシタ(_;

 

 

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Just Because! 著者:鴨志田一

 

 

12年くらい前(2017年)にアニメ化して、その原作小説になります。

青春群像劇なので、主人公以外の視点でも描かれています。

 

 

 

 

 

何事もなく、平穏に毎日を過ごして卒業する。

 

 

という目標を掲げた高校生の瑛太

高校生なんだから、そんな目標じゃつまらないと思ったそこのアナタ。

 

 

瑛太について補足すると

彼は高校3年生で、今は二学期の終業式後。

 

そして三学期からこの鎌倉にある柏尾川高校に転校することになっています。

今は父親と一緒に学校に来ていr

 

 

3の三学期に転校!?

 

 

決して書き間違えたのではありませんよ!(O;)

理由は父親の転勤の都合で、福岡から鎌倉に戻ってきたからです。

そう、戻ってきたのです。瑛太は元々鎌倉に住んでいたので、鎌倉は地元。中学2年の三学期から福岡へ。

 

そして瑛太の進学先の大学は推薦で決まっています。だから三学期の短い間はそのための準備期間のようなもの。制服も作ってません。

 

 

地元に戻ってきたということは、仲が良かった友達は元気にしているだろうか。と考えながら瑛太は帰る前にグラウンドに向かって歩き出します。

 

 

 

グラウンドには運動部員の姿はなく、ブレザーを脱いだ制服の男子生徒がひとりでトスバッティングしていました。

 

そのボールが瑛太の近くまで転がり、仕方なく拾い上げるのですが、その顔に見覚えがあり

 

 

瑛太?」

 

 

先に男子生徒が話しかけます。

 

 

「陽斗……?」

 

瑛太が口にしたのは旧友の名前でした。

相馬陽斗は中学時代の瑛太の野球仲間です。

 

完全に偶然の再会でした。

 

 

4年。

 

 

その期間に開いた距離を埋めるのはなかなか難しく、とりあえず瑛太は陽斗のバッティングを手伝うことに。

 

何度か会話を重ね、ふたりは一打席勝負をすることにします。そこでかつての接し方(?)を取り戻したふたり。

 

なぜ今バッティング練習をしているのかと聞く瑛太に陽斗は

 

 

「ま、願掛け見たいなもん?」

 

 

と答えになっていないような答え。

そして緊張な面持ちで

 

 

「俺……告白してくるわ」

 

 

まだいるっぽいし。そう言って校舎に走り出す陽斗。その陽斗にLINEでがんばれ(スタンプ)を送る瑛太。それに対し了解(スタンプ)。

 

三年半ぶりのやりとり。感慨深いものを感じる瑛太に陽斗から続けてメッセージが届きます。

 

 

1個忘れてた」

 

 

それは

 

「夏目いんぞ」

 

 

陽斗と同じくらい忘れられない名前。夏目美緒のことです。

 

 

瑛太は入館許可証を返却していなかったので、事務室へ向かい外に出ると

 

 

「あ、泉」

 

そう声を掛けた女子生徒が誰かわからず

 

……どうも」

 

瑛太。それを聞いた女子生徒は訝しげな顔をします。

そんな時、

 

 

「森川!」

 

とひときわ大きな声が。声の主は陽斗でした。

まさかの旧友の告白の場に遭遇する瑛太と女子生徒。森川葉月は女子生徒の友達です。

 

 

「やっぱり、そっか……

 

 

かすれ気味のその声は瑛太の隣の女子生徒で彼女の横顔を見たときに、どこか既視感を感じる瑛太

 

 

……あ」

 

そして瑛太は思い出します。この女子生徒が夏目美緒なのだと。

自分がかつて淡い恋心を抱いていた女の子なのだと。

 

 

告白すると思っていた陽斗は土壇場で日和り、まさかの4人で明日出かけることに

 

瑛太が戻ってきたことで、美緒はかつて瑛太にだけ気付かれてしまった想い、忘れたかった想いを思い出します。自分は陽斗が好きだという想いを。

 

 

偶然の再会を果たした3人。彼らは残りの高校生活をどう過ごすのでしょうか。今回はここまでです。

 

 

 

作者の鴨志田一さんと言えばやはり「さくら荘のペットな彼女」ですかねわたしは。かなりハマりましたし、大好きな作品です。

個人的にはとらドラと並んでこんな青春送りたかったシリーズ(勝手に命名)のひとつです。

鴨志田さんの青春もの最高です(^)

 

そういえば青ブタはまだ途中までしか読んでなかった(O;)

 

 

もう少し時間を有効活用したいエリオでした〜

それでは*1..zzzZZ

*1: _ _

アナタもきっと騙される!?痛快スパイファンタジー「スパイ教室01 《花園》のリリィ」

こんばんは。

 

わたしは時々ドラゴンマガジンを買うのですが(主に特典が小説の場合)、新作で気になるタイトルがありました。それもファンタジア大賞の《大賞》。

その時は短編でその本編が先月発売されたので買ってみました。もうひと月経ってますね!

経ってますね…ε-(´; )

 

 

今日は「スパイ教室01 《花園のリリィ》」ファンタジア文庫を紹介します。

 

 

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スパイ教室01 《花園》のリリィ 著者:竹町 イラスト:トマリ

 

 

リバーシブルカバーなので、せっかくだからリバーシブルの表紙にしました。初回限定版だけみたいですし。

裏のあらすじによるとジャンルは痛快スパイファンタジーということです。

 

 

 

スパイたちの情報戦である「影の戦争」が各国で繰り広げられている世界。

それは武器や兵器を使い、戦勝国も敗戦国も共に多数の犠牲、それもほとんどが民間人である「光の戦争」が終焉を迎えた世界。

 

 

その「光の戦争」で被害を受けたディン共和国が舞台です。

被害を受けた理由は隣国ガルガド帝国の一方的な侵略。最終的にはガルガド帝国は敗戦国になります。

 

 

その後ディン共和国は「影の戦争」を勝ち抜くためにスパイ教育に力を入れます。

その結果国内にいくつかのスパイ養成機関が設立されます。そこで厳しい(死者が出るほど)卒業試験をクリアした者がスパイになれるのですが

 

 

 

『不可能任務』を専門に扱うチーム『』が臨時で発足され。このチームに落第ギリギリの17リリィ、コードネーム『花園』(表紙右の子)が選ばれるところから始まります。卒業試験も受けずに。

 

『不可能任務』というのは一流のスパイでも任務成功率一割未満、死亡率九割超えの任務です。

 

 

 

((((;゚Д)))))))

 

 

 

しかし拒絶することなく、リリィは『灯』に行くことを決意します。

バスと汽車を乗り継いで1日。港町の『灯』がある洋館、陽炎パレスに着いたリリィ。扉を開けるとそこには、

 

 

自分と歳が変わらない6人の少女。

 

 

彼女たちもまたリリィと同じく落ちこぼれと言われるような問題児。それと

 

 

「極上だ」

 

が口癖の『灯』のボスで世界最強のスパイ、クラウス(表紙左の男性)。彼は続けます、この7人で不可能任務に挑むと。そしてその任務が行われるのは1ヶ月後。

 

 

無理じゃない???(-; )

 

 

7人はこれから陽炎パレスで共同生活をすることになります。訓練は明日からということで、彼女たちは親睦を深めることに。

 

 

 

翌日。クラウスによって『灯』が遂行する不可能任務の詳細が明らかになります。

内容はガルガド帝国の研究施設潜入ミッション。施設内のある物を盗み出すこと。

 

先月この任務に関わったスパイチームが全員死亡したので情報はゼロ。

 

 

いや、無理だって〜

 

 

しかしクラウスは彼女たちに

 

「心配するな」

 

 

「僕の授業をこなせば、不可能任務など児戯に等しい

 

 

確かに、世界最強のスパイだって言ってるし教育には自信ありそうだしと期待する7人。

 

早速クラウスは南京錠6個を1秒で開ける技を見せ、

 

 

「鍵はこのようにーいい具合に開けろ」

 

 

「さて、次の講義だがー」

 

 

あれ?解説は?と聞くリリィにクラウスは

 

 

「(解説は)終わりだぞ」

 

 

 

……

 

 

 

「まさか、理解できないのか?」

 

 

いやできるかーっ!!!

 

 

今後の授業予定を聞いてそれは確信に変わります。

 

クラウスは教えるのが下手。というか

 

説明が感覚的すぎて全然わからない!なんだいい具合ってさ!!

 

 

クラウスの腕は確かだけどポンコツ具合に絶望する『灯』メンバーたち。任務当日も彼が指揮をとるのですから

 

そんな中リリィは自分の持つ特異体質を使えばこの絶望的な状況を打開できると思い実行に移します。それは

 

 

クラウスを暗殺すること。

 

 

彼女はひとりでそれを実行することに。しかし用意周到なはずのその目論見は世界最強のスパイにはバレバレで失敗に終わります。リリィの凡ミスでふたりとも死にかけますが(笑)

 

 

 

しかし。この一件でクラウスは妙案を思いつきます。

彼女たちが陽炎パレスに来て4日目。メンバーを集めたクラウスは言います。

まずはリリィを『灯』のリーダーにすること。

 

 

 

「お前たちは捨て駒ではない。僕が、死なせない」

 

 

 

そしてもうひとつ。

 

 

 

「お前たちを高める方法は既に思いついた」

 

 

 

黒板に大きく文字を書き込んでいきます。

 

 

 

『僕を倒せ』

 

 

 

かくしてクラウスが思いついた教育方法は、時間問わずあらゆる手段を使って自分を倒してみろ。それができれば不可能任務も遂行できる。というものでした。

 

7人は無事にクラウスを倒し、死亡率九割超えの任務を遂行することができるのか。今回はここまでです。

 

 

 

 

クラウスはなぜエリートではなく、落ちこぼれの彼女たちを『灯』へ招いたのか。

 

物々しい雰囲気かと思いきや、キャラクターのせいなのか楽しい場面が多かったです。

 

クラウスの暗殺は毎回失敗に終わりますが、団結力は高くなっていく灯のみんな。

 

 

 

最高難度のミッションに挑むということなので、ハラハラドキドキしながら読めました。

スパイを扱うだけあってエリオは終始、完全に騙されながら最後まで読みました。一番最初の一文にも納得です。

『灯』のその他メンバーの名前が終盤で出てきたのも(クラウスとリリィ除く)、きっとそういう意図があったのだと思いました。

 

あとがきでは近いうちに次巻が出るということなので楽しみに待たせていただきます(^)

 

あ〜面白かった!それでは〜*1..zzzZZ

*1: _ _

シエスタの死の真相が明らかに!?「探偵はもう、死んでいる。2」

こんにちは。

GYAOには追われなくなりましたが、今度はブルーレイレコーダーの残量に追われる毎日です。大量にアニメを録画したのが原因ですはい…

 

さて今日は宣言通り「探偵はもう、死んでいる。2MF文庫Jを投稿します。

帯を見た感じだと早くも人気が出ているようですね!

 

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探偵はもう、死んでいる。2 著者:二語十 イラスト:うみぼうず

 

 

今回も初版はSS &書き下ろしイラスト付きのカバーですよ!猫耳メイド(^ω^)

そしてこの2巻、最後は鳥肌感動が押し寄せてきます。めちゃくちゃ良かったです(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥)

 

 

 

 

斎川が主催のクルージングツアーでシージャックに遭遇し、《人造人間》カメレオンを倒した君塚君彦夏凪渚

かつて共に行動していたシャーロット・有坂・アンダーソンとも和解し、シエスタの遺志を引き継ぐことに。

 

それから数日後。4人はシエスタのお墓参りに向かう途中で、何者かに誘拐されて真っ暗な部屋で目を覚まします。ここから物語は始まります。すごいスタート(・・;)

 

 

今回は君彦とシエスタが上空1万メートルで出会った後、それからシエスタの死の真相について語られます。

 

シエスタはもういないし、一緒にいた君彦もシエスタの死の真相を覚えていないのに他に知っている人物がいるのでしょうか???

 

 

いいえ、語るのはシエスタです。ビデオの中で。

 

 

「今、私のこの映像が流れているということは、この場に-君塚君彦、夏凪渚、斎川唯、シャーロット・有坂・アンダーソンの四人がいるということだね」

 

 

もちろんこれは録画映像です。しかしシエスタが死んだのは1年前つまり彼女はこうなることを予言していたと言うことです(ω)

 

加えてシエスタは言います。

私はカメレオンに殺されていない、と。

 

「助手、君には思い出してほしい」

 

そして4人はシエスタと君彦の出会いのその後と、シエスタの死の真相を見届けることになります。

 

 

 

 

まずは4年前。君彦とシエスタが出会ったその後から。

ハイジャック事件から1週間後、私の助手にならないかと言うシエスタの誘いを断り続ける君彦。

彼は《巻き込まれ体質》ゆえに普通でいたいと願うのですが、全く気にせず勧誘するシエスタ

 

それにすべてを見通した様子のシエスタ

 

「なにか、悩みがあるんでしょ?」

君彦が抱えるトラブルを解決する代わりに、彼に助手になってくれと。

 

 

君彦は今中学校で起きてるトラブルをシエスタに話します。

 

「うちの学校でトイレの花子さんが大量発生してるらしい」

 

 

 

 

花子さんに遭った生徒は花子さんになってしまうというものです(!?)

 

その真相を探るべく、ふたりは週末学園祭に行くことになります。

 

 

 

それから数日後。文化祭の日。

君彦は校門でシエスタを待っていたのですが

シエスタはまさかの白のセーラー服で登場(かわいい)。制服で来た理由は

 

 

「だって、文化祭で制服デートって、楽しそうじゃない?」(挿絵付き)

 

 

これに対する君彦の答えは

 

 

……そういえば助手になるのに契約書と買っているのか?」

 

 

おい!あんなに断ってたのに!!(笑)

 

 

てな訳で花子さんの真相を探るべくふたりは色々と見てまわります。模擬店でクレープ食べたり楽しい会話したr

 

ブコメじゃん!学園ラブコメじゃん!!

 

いやまぁいいんですよ。読んでいて楽しいので。《SPES》の人造人間と戦っているだけではなかったと言うことですもんね。トータルで見ればラブコメってた方が遥かに少なそうですしね

 

 

しかし食べ過ぎで腹痛になった君彦はトイレで腹痛と戦うはめに。加えて君彦が今いるトイレ花子さんで噂になっている女子トイレなので

 

デデーン。君彦、アウトー。

 

と思いきや、文化祭期間中は男女兼用でスタッフ用に開放されているのでセーフε-(´; )

 

そんな君彦が入っている個室に上から入ってくるシエスタ(!?)。そして便器の陰からポリ袋の切れ端を見つけます。

そして「静かに」とシエスタ

 

 

コンコンコン

 

 

誰かがふたりがいる個室のドアを叩きました。

まさか花子さん?と恐る恐るドアを開けるとそこには

 

うさぎの着ぐるみがいました。

 

これはこれで怖いですが今は文化祭。校内には多くの着ぐるみがビラ配り等しているので、なんら不思議ではありません。

しかし

 

「逃さないよ」

 

そう言ってシエスタは着ぐるみに銃を突き付けます。逃げる着ぐるみを追って彼女は言います。

 

「あのうさぎこそが、トイレの花子さんだよ」

 

 

え?えー!?

 

 

着ぐるみを追いかけるも校内には同じような着ぐるみがいて探すのに苦労しますが幸い挙動不審なため見分けはつきました。

ふたりの格好はバレているので、ふたりはコスプレして相手に気付かれず近づく作戦に行こうします。

 

その衣装というのが、君彦はタキシード。シエスタは純白のウェディングドレス(かわいい)。

シエスタのウェディングドレス姿は扉絵のカラーで存分に堪能できます(^ω^)

 

その姿でふたりは、「はい、チーズ」と写真をパシャリ。かなり楽しみながら着ぐるみを捕まえにいきました。

 

 

 

ふたりが追っていた着ぐるみは花子さんのうちのひとりで、トイレに落ちていたのはクスリの入っていた袋でした。この学校では覚醒剤に似たようなクスリが広まっていたようです。

摂取した生徒は強い副作用で学校を休んでいたと。

 

そしてこのクスリ。ある植物から出る花粉のようなものがベースで、その花にはSPESが関わっているようなのです。

 

ここで改めて。シエスタは君彦に言います。

 

 

「君がその体質のせいで、どんな事件やトラブルに巻き込まれようと、私がこの身を挺して君を守ってあげる」

 

だから

 

「私の助手になってよ」

 

 

君彦は

「あー、うるせえ!分かったよ!望み通りお前の助手になってやる!」

 

「だから一生一緒にいてくれ!」

 

シエスタ「それってプロポー

 

君彦「前言撤回!」

 

 

 

 

そして現在。

 

シエスタの死の真相にせまるビデオかと思いきや、シエスタと君彦が学園祭でラブコメってついでに学校内で噂されていた怪現象を解決

 

 

あれ?シエスタの死の真相は??

 

 

安心してください。この後の1年ちょっと前の映像から徐々に明らかになりますので!場所は変わってロンドンになります。

 

 

シエスタ4人にヒントを与えます。

「常に目の前の現象を疑うこと」

 

 

「じゃあ、いくよ」

 

 

「ここから先、私の死の真相を解き明かしてみてね」

 

 

今回はここまでです。

君彦のツッコミの言葉のチョイス。センスを感じます。お笑い第七世代か!なんだよ第七世代って_`)

 

ロンドンでは人造人間を創り出す「親」が登場して、テロをし続ける《SPES》の本当の目的も明らかになります。

表紙の真ん中にいる赤髪の少女はロンドンで出会った少女です。

 

この過去編を読んで、作中でも言われてましたが君塚はシエスタのこと好き過ぎることがよーくわかる2巻でした(笑)

次巻も楽しみです。

 

日に日に文章長くなってますがそれでは*1..zzzZZ

*1: _ _

2 新装版

最後の投稿から1週間以上経っているだと!?

 

 

メディアワークス文庫から出版された野崎まどさんの作品でこれだけまだ持っていなかったので、新装版が出た機会で購入してみました。

 

と言うわけで。今日は「2 新装版」メディアワークス文庫を投稿します。

 

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2 新装版 著者:野崎まど イラスト:森井しづき

 

タイトルから何も想像できない謎ですよね2。

ちなみに章は0.1から始まり、2で終わります。

 

やっぱり何も想像できませんね!m(_ _)m

章の始まりが左ページの真ん中から始まるのは読みやすさを意識しているのでしょうか?

 

 

読み進めていくと気になる点があり、自分の部屋の本棚を調べてみるとやっぱり。

 

メディアワークス文庫から刊行されている野崎まどさんの作品の登場キャラが、今作に登場していました。作品の枠を超えて共演なんてとても嬉しいし楽しいです。それも何人も。

偶然ですが、この作品を最後に読んで正解でした。

 

 

 

 

主人公は芸術大を卒業した役者志望、数多一人(あまたかずひと)。22歳。現在コンビニエンスストア『夜の蝶』でバイト中。

 

2月。吉祥寺。彼がとある劇団の第三次審査会場へ向かう場面から始まります。

その劇団の名前は『パンドラ』。日本一のプロ演劇集団です。

代表は演劇プロデューサーでもある不出三機彦(でずみきひこ)。

そして『パンドラ』の全作品脚本・演出を行う座付き作家、御島鋳(みしまいる)。このふたりが劇団のトップ2です。

 

 

彼らが稽古している貸スタジオ、『エリシオン』。この場所が数多が審査を受ける会場です。

そしてこの審査を受けるのは数多だけではありません。

 

 

15人。

 

 

劇団のブログによればそこから多くて3人、少ないと0人が最終的に『パンドラ』の正式メンバーになれるそうで

 

しかし不出さんは

 

 

「実は入団試験はすでに終了してます」

 

!?

 

 

15人は試用期間として、3ヶ月劇団に耐えることができれば正真正銘の正式メンバーになれると言うことです。

 

加えて3ヶ月後の5月に15人で劇を先輩たちに披露することになります。シナリオもやり方を自由。

その日は新人同士で自己紹介をして終わり。

 

 

新人公演の練習は火水土に決まり、数多含め新人たちは飲み会で交流を深めていきます。

 

公演練習が順調に進んでいる3月半ば。

稽古の後のミーティング中に不出さんが稽古場に来て、パンドラの実際の稽古を見学に来て欲しいと言います。

パンドラの次回作『フォージ』の1回目の立ち稽古。

新人みんなが楽しみにしている中、パンドラの初日稽古が始まります。

 

それは

 

 

それは数多たちが想像していた以上の稽古で、全然レベルが違う『演劇の稽古』で

 

それに御島さんの演出指導。言葉はわかるが全く理解できない。

 

 

その時数多は気付きました。自分が今まで見ていたのは完成した舞台であったと。

そんな別次元のものを見せられ。

 

翌日。8人の新人が退団しました。

 

数多は自分が望むものは創れない、自分が創る意味は何か?と完全に見学の影響が出ていますが、稽古場へ向かいます。

 

そこに来ていたのは5。もう無理だという重い空気に包まれる稽古場。

 

 

翌日。霧雨の吉祥寺。わけもなく歩いていた数多は本屋で偶然御島さんに会います。

場所をカフェに移しコーヒーを飲むふたり。御島さんは言います。

 

「数多君」

 

「辞めてしまうの?」

 

そこで数多は御島さんに聞きたかったこと、自分の中にある気持ちをすべて吐露します。

それに対する御島さんの言葉は

 

 

「創るのは、辛いの」

 

 

でもね、

 

 

「創ることをやめるより辛いことなんて、この世にはないの」

 

 

この言葉で数多は逃げないことを決意します。

 

 

次の稽古日。そこに来ているのは数多含め3。みんなのまとめ役をしていた阿部足馬(あべたるま)と、脚本・演出担当の振動槍子(しんどうやりこ)です。

 

15人が3人になったため、新人公演の脚本を変えることに。結果出演する演者は数多だけになりました。

 

与えられた時間はわずかで、演劇の方も悔やまれる部分が多々あったけど、新人公演はやり切った3人。こうして3人は『パンドラ』の団員になりました。

 

 

それから1ヶ月後。もう入団試験は終わっているけど、履歴書を送ってきた人がいて、審査をしたいと不出さんが3人に言います。

完全にイレギュラーですが、御島さんが気になるといったのでその方の審査をすることになったと。

 

 

10分後。全団員がいる稽古場に不出さんがひとりの女の子を連れて来ました。その子はジャージではなく私服(・・;)

 

演技課題の台詞は5つあり、まず始めは「愛してる」。それに自分の好きな演技を付け読み上げるのですが

 

 

「愛してる」

 

 

彼女が静かに口を開いたその「愛してる」は正解の言い方でした(???)

それから団員たちが口々に「愛してる」を言います。でもそれは女の子が言った「愛してる」とは全然違くてベテランも例に漏れず

次々と稽古場を去っていく団員達。

 

 

そして13時間後。稽古場に残っていたのは「愛してる」の正解を言えた数多と女の子だけでした。

 

その女の子は数多に名前を聞き、矢継ぎ早に

 

「役者が好きですか?」

 

「創るのが好きですか?」

 

「なぜ?」

 

 

「愛とはなんですか?」

 

 

「創作とはなんですか?」

 

 

壮大なテーマですね

 

続けて彼女は言います、

 

 

「それがわかりそうなのです」

 

 

え!?(ω)

 

 

「映画を撮ります」

 

 

え!?!?

 

「数多さん」

 

 

「映画に出ませんか?」

 

 

審査していたのは女の子、最原最早(さいはらもはや)の方だったのです。

 

 

その日、劇団『パンドラ』は解散しました。

 

 

そして最原と数多、ふたりで映画をゼロから創り始めるのです。そしてその創り方は全く想像もしない、いやできないやり方で

 

 

 

知らない言葉、定義など。登場した時にエリオはすぐ辞書かネットで調べるのですが今作はさんが丁寧に解説してくれます。ありがとう紫さん!

生物の用語は伊藤先生が解説してくれます。ちなみにエリオは文系で生物を履修していたけど、何ひとつ覚えていなかったよ!恥ずかしいね!!

 

 

彼らは創作の解答と言うものにたどり着けるのでしょうか?

 

創作と愛、この言葉が関係あるものだと言う最原さんの言葉にエリオは感動しました。

 

謎に包まれていたタイトルの「2」ですが、作中で創作する映画のタイトルです。

どうやら新装版は加筆修正されているようで…ほかの新装版も買わねば。

 

 

それではノシ

次は、たんもし(探偵はもう、死んでいるの略、らしい)の2巻投稿予定。2巻は過去編のようです*1..zzzZZ

*1: _ _

ジャンルはミステリー?アクション?ラブコメ?「探偵はもう、死んでいる。」

こんばんは。

 

 

最近リゼロ 以外で久々にMF文庫を買って読んだので紹介したいと思います。とーっても面白かったので!

「探偵はもう、死んでいる。」MF文庫Jです。

初回限定でリバーシブルカバー仕様(SS &イラスト)なので透明なカバーどうしよめっちゃ可愛い絵なんですよねぐへへ

 

 

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探偵はもう、死んでいる 著者:二語十 イラスト:うみぼうず



 

 

現在1巻刊行中で、今月2巻が出るようです。MF文庫ですが、300ページ超えとボリューミーです。

しかし章の節がかなり細かく分かれていて(伝わっているかな???)、とても読みやすいです。

第一章からもう鳥肌が((((;゚Д)))))))

 

 

ジャンルは探偵だからミステリーでしょ!と思うかも知れませんが、バトルシーンもありますし、会話はとても面白いですし。ラブコメ感はあまり感じませんでした。ミステリーよりアクションが印象に残っています。

まあ?面白ければ?ジャンルはカンケーないよねm(._.)m

 

 

それにしてもこのタイトル、気になりますよね?

 

 

主人公は18歳の高校3年生、君塚君彦(表紙の男子)。死んだ探偵の助手元助手です。

そして、ものすんごい巻き込まれ体質です。

 

探偵の名前はシエスタ(表紙の白髪の子)。これは本名ではなく、コードネームです。とにかく謎の多い少女(と言っても年齢も不明)で、

武器はマスケット銃を使います(!?)

 

探偵なのに銃?しかもマスケット銃ですよ!

 

シエスタはただの探偵ではなく、

 

世界の敵と戦う探偵なのです(!?!?)

 

君彦は4年前にシエスタに出会い、それから彼女が死ぬまでの3年間世界中を飛び回っていました。

 

 

 

君彦とシエスタの出会いは4年前、上空1万メートルつまり飛行機の中でした。

 

「お客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか?」

 

CAさんが呼びかけて(どんな状況だよぅ)、シエスタ

 

「はい、私は探偵です」

 

と言って、君彦の隣で立ち上がったのが始まりです。

この時君彦はまだ14歳、中身もわからないアタッシュケースを持って海外へ向かっているこわ

 

わたしが知る中で一番やっかいな巻き込まれ体質のやつです(・・;)

 

 

 

そして彼女が亡くなり…1年間、君彦は日本で普通の高校生として過ごしていました。

ただ君彦は巻き込まれ体質のおかげ(せい?)か、しばしば新聞に載るような手助けをして、町のヒーロー的な扱いを受けています。

 

 

ある日の放課後。教室。

そんなお手柄高校生の噂を聞いて、君彦に依頼してくる女生徒が。

その依頼主、初対面のはずなのにいきなり君彦を抱きしめ胸をかす彼女の名前は夏凪渚(なつなぎなぎさ)。ややMっ気あr…あぁ何でもないですはい(´Д`A倍殺しとかやめて!!

 

 

「人を、探してるの」

 

そう真剣な眼差しで言う渚。

そこにかつての面影を感じた君彦は探偵ではなく、助手でいいなら。と言って引き受けます。

誰を探してるんだ?と聞く君彦に渚はこう答えます。

 

 

「さあ、それは分からない。あんたには、あたしが探してる人を探してほしいの」

 

 

 

え!?!?

 

 

 

渚が性別も国も年齢も何もかも知らない人物(作中ではXと仮定)に会いたくなったきっかけは1年前、

 

心臓移植をして、命が助かったから。

 

彼女は小さい頃から心臓に疾患があったようです。

こう説明する渚に君彦はすぐさま

 

「記憶転移」

Xの正体は元の心臓の持ち主が会いたがっている人物だ、と言いました。これで問題は解決♪さて帰ろ

 

 

渚「ここで帰るとか言ったら倍殺しだから」

 

 

((((;゚Д)))))))

 

とにかく手伝えと言う渚に約束を反故にする訳にもいかず、引き受けることに。

 

 

 

翌日。駅前。

Xの居場所の前に、渚を救ったドナーを調べると言って向かった先は

 

 

病院ではなく警視庁。けーしちょー???

 

 

 

君彦は病院にはないが警視庁にはツテがあるようで

その刑事の名前は加瀬風靡(かせふうび)。ひとりで軍隊一個分の戦闘力を持つ(え?)女性警部補。

これも巻き込まれ体質が招いたものですね(・・;)君彦がこの街で起こる犯罪の実に七割七割の第一発見者なのです。すげぇ

 

ドナー情報を個人に開示することはできないと言う風靡さんですが、お前たちが勝手に後を付けて来るなら好きにしろということで別荘に向かいます。

 

別荘というのは隠語で刑務所のことです(初耳でした)。

風靡さんの後に続くふたりがたどり着いた場所は、地下の最奥部。鋼の小部屋。

そこに座っているものが、今回ドナーを見つけてくれるのです。

 

 

名前は《コウモリ》。彼は人間ではありません。

人造人間です。

一度聞いた心臓の音を忘れない彼が渚の心臓の音を聞き、自分のデータベースと照合させ、Xを特定することに。

 

すんなり君彦たちに協力する《コウモリ》ですが、彼はSPES(スペース)》という組織に在籍して、この人造人間から成る組織はシエスタと敵対していました。シエスタ亡き後は停戦状態。

 

君彦とシエスタの出会いの飛行機にも《コウモリ》は同乗して、ハイジャックをしました。シエスタたちによって未遂に終わりましたが。

 

 

君彦とシエスタ、それに《コウモリ》の過去話を聞いて、超危険人物じゃんと距離をとる渚。

 

しかし。

もう心臓の音の判別は済んでいるという《コウモリ》。

 

 

なぜこのタイミングで昔話をしたのか

 

 

そして渚は以前君彦を抱きしめたのは、心臓の持ち主がさせたことだと言い

 

 

君彦はそういうことができる人物をひとりだけ知っている

 

 

その人はちょうど1年前に亡くなっている

 

 

渚が心臓移植を受けたのは…1年前

 

 

……おいおい、まさか。

 

この再会が偶然などと言う無責任な言葉では決して片付けられない、片付けてはいけないものであり、この再会は君彦にとって新たな始まりを迎えるものとなります。

 

 

 

そして助手として再び動き出した巻き込まれ体質の君彦の元へは、また新たな依頼が舞い込んできます。

それは国民的アイドルであったり、かつてシエスタの元で行動を共にした仲間であったり。

しかし味方でなく敵も引き寄せそれは《SPES》であったり

 

 

君彦視点で物語は進んでいきます。

章が終わるごとに渚視点(???視点)で語られる場面と、君彦とシエスタの過去話をはさんで、次の章にいきます。君彦とシエスタ3年間はそこで少しずつ明らかになります。ふたりの出会いのシーンもここでは軽く紹介しただけで、実際はもっと詳細に書いてあります。

 

 

偶然という言葉では表現できない出会いや再会は、やがて君彦をかつて彼女と一緒に世界中を駆け巡った時のような冒険へと誘っていくのです。

そして彼女が君彦たちに託した願いとは?

また、《SPES》が再び君彦たちを襲った理由は?

 

 

 

いやぁ駆け抜けるように読み終えました(╹◡╹)ハラハラドキドキで大満足の一冊でした。

ゆえにどこまで紹介すべきか悩みましたが裏表紙のあらすじとにらめっこしか結果、早めに切り上げることにしました。

あれ?早めに切り上げたはずが文字数多いなε-(´; )

 

 

ともあれ2巻も非常に楽しみです。

それでは*1..zzzZZ

*1: _ _

お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課

こんばんは。

 

三連休あっという間に終わりました。

そしてブログの更新のことはすっかり忘却の彼方完全に怠慢です(´Д`A

 

 

今日は「お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課」集英社文庫を紹介します。漢字多いな

 

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お迎えに上がりました。国土交通省国土政策局幽冥推進課 著者:竹林七草 イラスト:雛川まつり



 

現在4まで刊行中。ジャンルはお仕事系と言うのでしょうか。裏にはあやかしお仕事小説と書いてあります。感動ありです!

作者の竹林七草さんの名前どこかで聞いたことあるな〜って思っていたら、ガガガ文庫から刊行された「猫にはなれないご職業」の作者さんでした。

 

 

 

死者となり、未練を持って地縛霊として建物や土地に留まり続ける者たちを幽冥界へ移住(成仏)させる話です。幽冥(ゆうめい)というのはあの世という意味です。

 

除霊的な技を使い力ずくで地縛霊たちを幽冥界へ送るのではありません。

時代も年齢も違う彼らのこの世での悔いやら望みやらを聞き、叶えて寄り添い、説得してあの世に移住してもらいます。なのでとてもほっこり温かい話です。

 

もちろんこの仕事をこなせる人はそういうモノが見えていることが大前提です。

 

 

 

主人公の名前は朝霧夕霞(あさぎりゆうか)。第二新卒者であり、入社30分で会社が2度目の不渡りで倒産し

現在無職。

 

現在、都内豊島区内の四畳半アパートで節約生活を送っている夕霞。

正社員に限らず、夕霞が入った会社はことごとく問題が起こり、契約社員派遣社員の自分は切られる始末

 

雇用時間最短記録を更新した夕霞(全然嬉しくない)。その会社までの電車賃すら払ってもらえず怒りやら何やらが込み上げてきて。

平日昼間の往来で涙を流すわけにもいかず、スマホで近くの公園を見つけ、そこへ向かいます。

 

公園のベンチでしばらく涙した夕霞は、とりあえず帰るかと公園を出ようとしたら、

 

 

『募集』

 

 

と言う見慣れた二文字。見慣れたって(・・;)

それは地域交流用の広報版で、確かに『職員募集』と書かれたA4サイズの紙が。それも手書き。

 

応募資格に書かれているのは『年齢不問』『資格不問』『経験不問』『生死不問』

 

 

生死不問???

 

 

この文言も気になった夕霞ですが、それ以上に気になったのはこの職員を募集している組織。

 

 

国土交通省

 

 

臨時職員とは言え国家公務員。

漂ううさんくささを感じつつも、やっぱり公務員は魅力的。主に金銭的理由で(笑)夕霞は電話をかけます。

貼紙を見て〜と言う夕霞に電話に出た辻神と名乗る男性は奇妙なことを聞いてきます。

 

 

「その貼紙は今もあなたの目に見えていますか?」

 

 

話を聞く限り、貼紙を見えていることが応募資格になっているようです。謎ですね

ともあれ最終試験は明日ということに決まります。

 

 

翌日。場所、霞ヶ関

夕霞はスマホの地図を起動しナビ通りに進みます。

 

国会議事堂を過ぎ、

 

中央合同庁舎3号館(旧内務大臣官邸)を過ぎ、

 

 

??

 

 

今の建物が国交省の本庁舎のはずですが

 

そして駅から歩くこと30分ほど。

ナビに案内されたのは今にも崩れそうな古びた雑居ビルの前でした。

 

イメージとあまりにかけ離れたこの現状に逃げたくなる夕霞ですが、案内板を確認すると

 

B国土交通省

 

 

これは何か騙されている、早くここを出ようとする夕霞。しかしそれを阻む猫が、

虎縞柄をした猫が

 

 

「ここまで来たのに、よもや帰るつもりじゃなかろうか!」

 

 

猫がしゃべった!?ニャンコ先生〜!(違う)

そして夕霞のカバンを口にくわえ、階段を駆け上がる猫。

 

 

財布をくわえたドラ猫、追っかけて〜♪

 

 

 

 

ゴホン。

しかしそれは偶然にも試験会場へ向かっているようでカバンは屋上に置いてあり、夕霞は一安心。

 

 

それにしても屋上が試験会場とはどういうことなのか。

 

 

その時夕霞に声をかける女子学生が。さっきまで誰もいなかったはずですが…((((;゚Д)))))))

その子と会話が進み、コイバナをする中で彼女が思いを伝えられないでいることを知ります。

夕霞は彼女の思いを隣のビルにいる彼に伝えて、彼から返事をもらってくると約束します。

 

うすうす感じているかもしれませんがこの少女はそのビルから飛び降り自殺した女の子で、隣のビルの彼というのは

 

なんとポスターの写真だったのです!

切ないというか何というか

と言うよりポスターの写真から返事をもらうなんて不可能!そう思いますよね?

 

しかし夕霞は返事をもらって来て、女子学生(ミサさん)に伝えました。彼からのメッセージだと言って。

それはとても、とても優しい嘘でした。

 

 

そしてこの一連の出来事が試験だったようで夕霞は国土交通省国土政策局幽冥推進課の職員に合格します。

 

 

電話で話していたのが課長の辻神(イケメン)。

虎縞柄の猫は火車(かしゃ)先輩。

ちょーっとSっ気のある女性百々目鬼(どどめき)さん。

 

 

人間は夕霞のみのこの職場で(!?)

 

自分を必要としてくれる場所、ついに見つけたその場所でちょっと(?)不思議な公務員生活が始まります。

 

 

霊能手当(!?)なるものも含め、かなりお給金は貰えるようで自分を必要としてくれる場所。というより、お金で決めたな夕霞さん(笑)

 

イケメンに弱い夕霞さんのややトゲのある地の文も妖怪との会話もとても楽しく読ませていただきました。

 

でも死者が地縛霊となった経緯、残された家族。死者が無事に幽冥界へと行く場面は本当に、本当に感動しました。面白い < 感動ですかね?

主人公の夕霞の幽霊に対する考えや行動力は何か考えさせられるものがあります。夏目くんを彷彿とさせますね。

 

国交省知識も身につくかも!?

ともあれとてもいい作品に出会えました(*⁰⁰*)

 

長くなりましたが、それでは〜*1..zzzZZ

*1: _ _

マイナーセンス、生産職でコツコツと「Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン—」

こんばんは。連休明けてしまいましたね( ´△)

わたしはいつも寝正月です。初詣は行きましたが、激混みでした

 

 

今日はOnly Sense Online ーオンリーセンス・オンラインー」ファンタジア文庫を紹介したいと思います。

 

 

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Only Sense Online—オンリーセンス・オンライン— 著者:アロハ座長 イラスト:ゆきさん

 

 

今のところ18まで刊行中。これとは別にサイドストーリーが3巻出てます。アニメ化来ないかな〜と思い続けて幾星霜こんなに刊行されてたのですね!

 

 

……

 

 

全巻持ってたっけ??(知らないよぅ)

 

 

 

それはさておき。このラノベはVRMMORPGゲーム、「オンリーセンス・オンライン」(通称OSO)が舞台の話です。

ゲーム内の死は現実の死とかそんな重くはなく、デス・ペナルティがあるだけです。

【センス】と呼ばれるスキル(10個まで装備可)を組み合わせることで、自分だけの強さを目指すことが出来ます。

プレイスタイルはオンリーワン。

 

 

ただこのラノベは他のVRMMORPGゲーム内が舞台のラノベとは違う所があります。

それは主人公がゲームを攻略するわけではなく、いわゆる生産職と言って生産や採取を主として楽しんでいることです。

 

でも生産職でググったらいっぱいタイトルが出てきますね(・・;)

まぁ当時のわたしにはとても新鮮でした。SAOがすごかった時期でしたので!

 

 

その生産職を選んだと言うかそれしか選択肢が無かった?主人公はユンと言います。表紙の黒髪の女の子です。

正確に言えばネットでは女性、リアルは男性です(!?!?)

このゲームでは普通逆の性別でキャラは作成出来ないはずなのですが。ネカマ駄目。

中性的な顔立ちと、名前をSYUN(峻は本名)ではなくYUNと間違えて打ってしまったのが原因のようです。

しっかし可愛い男の子ですね!けしからんのです!この見た目で一人称は「俺」٩ )و

 

 

 

そのユンですが、MMORPGは全くの初心者。

他のプレイヤーからしたらゴミやら使えないやら言われているセンスばかりを選んでしまいます。

そして武器もコスパ最悪と言われる弓を選んでしまいます。

本人はサポートができるように、と考えていたようですが

 

 

同じくOSOをプレイしているキャラでリアル親友のタク(上屋巧、1巻奥)とリアル妹のミュウ(美羽、1巻表紙)、リアル姉のセイ(静、3巻右)がいます。

 

タクは廃人ゲーマー。ミュウとセイ(ユンはセイ姉と呼ぶ)はβ版から無双し伝説的プレイヤーと呼ばれるほどの腕前です。

この3人は攻略組です。パーティはそれぞれ別ですが。

 

 

 

ユンとミュウとセイは待ち合わせの大聖堂前へ。

何を目指すのか皆目見当がつかないユンのセンスにミュウは◟◉)セイは困り顔で、

 

ミュウ「そんなゴミセンスばかり集めて!」

 

そしてセイには丁寧に使えないセンス&弓だと説明を受けるユン。合成や調合で出来るアイテムはお店でも買えると。

 

 

早くも彼女(彼?)の存在理由が

 

 

3人は戦闘チュートリアルをクリアするために、第一の街から出て平原フィールドに向かいます。

ミュウは剣で敵をなぎ倒し、セイは水の魔法で敵を倒し、ユンは弓で敵を射ようとするのですが

 

 

ユン「全然、当たらねぇ!」

 

 

(矢がなくなる)

 

 

ユン「(補充)面倒くせぇぇ!」

 

 

当たらないからどんどん前に出るユン。

危うく敵の攻撃を受けそうになり、2人に助けられます。

生産職でお金を貯めようかなと考えるようになります。

 

 

街に戻り。広場で自分が選んだセンスを試すユン。そんな時チャットに巧から連絡があり、ゲーム内で会うことに。

タクの話を聞き、改めてゴミセンスだとわかりへこむユン。

ユンはタクに効率的にレベルとお金を稼ぐ方法を聞きます。

そして戦闘をしないなら採取アイテムを加工して売るのはどうだ?と言われ、再び平原へ。

センスの補正なのか、たくさんの種類のアイテムが集まります。失敗しながらもセンスのレベルは少しずつ上がっていきます。

 

 

夜にひとりでもう一度ログインしたユン。みんなからはゴミセンスだと言われたセンス自分でも確認する必要があると思い、その日はログアウトします。

 

 

翌日。午後からログインしたユン。ユンは高校生ですが、現在は夏休み真っ最中なのです!

掃除洗濯料理してからログインって、女子力高いな!!

 

街の露店を歩いているとユンに声をかける女性が。それは武器とアクセサリーを売るマギ(2巻右)という名の大人のお姉さん(露出多め)でした。

彼女もタクたちと同じβテスターで、自分の露店を持っています。そしてトップ生産職として活躍しています。

 

弓は売ってなかったが、ユンは自分で作ったポーション(売り物より回復量が少し多い)をマギさんに売ることに。

ついでにユンはマギさんに質問し、アドバイスをもらいます。

そのアドバイスをもとにいろいろと試行錯誤をします。

ユンのスキルの組み合わせは偶然にも誰も知り得なかった新しい発見が多く眠っていて

 

 

 

 

たくさんのセンスが登場しますが。

ユンの現在のセンス(レベルも)装備、控え、それに武器や装飾品の装備も頻繁に「今こんなの装備してます!」と言うのが記載されているので、今どのセンスを使っているのかがよくわかります。

 

生産職としてソロで始めることになったユンですが、巻によっては攻略組に同行したり、PvPにも参加したりしています。

そのおかげか彼の生産職としての認知度はとても高くなります。

ユンが発見したアイテムやスキルの掛け合わせは革命をもたらすほどの可能性を秘めていて

 

 

マギさんとの出会いがその第一歩となります。

他にもたくさん、本当にたくさんのキャラクターが登場します。がここは割愛ということでm(_ _)m

 

 

ちなみにサイドストーリーの全3巻はミュウが主役です。

 

今日は仕事始めだからと言って定時より2時間早く帰れたエリオでした〜ノシ