みゆきたちの10年後の物語!?!?「小説 スマイルプリキュア!」
こんばんは。
家で動画ばかり観てないでたまにはラノベ読もうぜ!エリオです(=゚ω゚)ノ
と言いつつも、久々に観た野ブタが懐かしい&最高だし、堀北真希さんは可愛いですね!(本を読め)
そういえば最初に買ったCDは青春アミーゴでした。
さて。今日はたまたまネットで見て気になって買ってみました「小説 スマイルプリキュア!」(講談社キャラクター文庫)を紹介します。仮面ライダーでこの手の小説が刊行されているのは知っていましたが…プリキュアシリーズは知りませんでした( ;∀;)
プリキュアはスイート、スマイル、ドキドキと観てきまして…特にスマイルが個人的には一番泣けたタイトル(個人的にはね!)なので、この作品を買いました。
プリキュアと言えば「友情」や「家族」の絆「夢」「希望」…直球なテーマで心に響く熱いアニメというイメージです。エリオはこういうのに弱いのです。最近本当にすぐウルウルしちゃう(笑)
スマイルプリキュアはバッドエンド王国によってメルヘンランドに危機が迫り、メルヘンランドの妖精キャンディは七色ヶ丘の街にいるみゆきたちに助けを求めます。
プリキュアになって敵(アカンベェ)を倒し、キュアデコルを集めることでメルヘンランドを救うおうと戦う物語です(ザックリ説明)。
この小説の内容はキュアデコルを全て集め、悪の皇帝ピエーロを倒した後の話です。
なななんと10年後!?!?
24歳になったみんな。どんな姿かは各々想像することにしましょう。挿絵はありませんので!マジョリーナに小さくされた回はあっても、逆は無いんですよね。
いやーそれにしてもホントにバッドエンドプリキュアはかっこいいでs
…
キュアハッピーの星空みゆきは七色ヶ丘の駅前の本屋さんのアルバイト店員(児童書コーナー担当)になり、
キュアサニーの日野あかねは実家のお好み焼き屋「あかね」を継ぎ、
キュアピースの黄瀬やよいは大人気マンガ『ミラクルピース』を連載する人気漫画家になり、
キュアマーチの緑川なおは七色ヶ丘の大学の女子サッカー部のコーチになり、
それぞれが平和な日々を送っていました。
が、
彼女たちが送るこの世界は何かがおかしいのです!!
その1
プリキュアだったことを覚えていない。それらの出来事は全てみゆきが中学生の時に描いた絵本『最高のスマイル』の話だと思っている。空想であると。
その2
かつての友達の名前を…顔すらも出会うまで思い出せない。また、再会してもすぐに忘れてしまう。
その3
空想だと思っているけど、メルヘンランドの妖精キャンディの声はなぜか聞こえる。
その4
かつて5人が秘密基地にしていた(?)異空間のひみつ図書館。そこへの行き方は知っている。
そんな何かがおかしい世界で、平和な日々から一転。彼女たちの前に大きな壁が立ち塞がり、絶望へと誘います。
どうやら彼女たちを陥れた敵は、倒したはずのバッドエンド王国幹部のリーダーであるジョーカーらしく…
彼女たちは無事に乗り越えることができるのでしょうか。その乗り越え方にも注目です!絶対に諦めないという強い想い…いいですね( ;∀;)
アニメ同様、みゆき→あかね→やよい→なお→れいかの順番で、バトンパスのようにそれぞれの視点で物語が進んでいきます。
小説の内容はオリジナルですが、それぞれの話の中にアニメの内容に少し触れているので、本当に懐かしくなりました(о´∀`о)
エリオはやっぱりアニメ同様やよいちゃんの話が一番心に響きました。
1章から5章までのタイトルの意味が最終章でわかった時は…なるほど〜ってなりました。
それと最後に。10年後の彼女たちの変身にも注目です!!挿絵は無いので、各々の想像力に任せるわぁ☆
大人プリキュアの変身形態の名前は
エターナルフォーム!
今回は少し短めですがこの辺で。それでは〜(_ _).。o○
共和国第86区。存在しないこの区で、日々敵国の無人兵器と戦う少年少女「86―エイティシックス―」
こんばんは。外出自粛の影響なのか、動画配信サービスがこぞっていいアニメ一挙配信しすぎぃ!そんなに見れないよぅ!くそぅ…T^T
…
祝アニメ化決定!!
と言うことで今日は「86ーエイティシックスー」(電撃文庫)を紹介します。
今回紹介する内容は1巻だけです。理由はわたしがまだ4巻くらいしか読んでいないからです。確かもう7、8巻まで刊行されてますよね(⌒-⌒; )
…
舞台はサンマグノリア共和国。世界初の近代民主制国家。他国からの移民を積極的に受け入れてきた国です。
その86区。それは共和国の85ある行政区の外、人がいないとされるエリア。
そのエリアに共和国で生まれたのに共和国によって人以下の存在として扱われるエイティシックスと呼ばれる少年少女たちが居ます。
彼らは存在しないはずの86区で何をしているのか?
戦争です。
その戦争で、日々死んでいく少年たち。
でもその死は…彼らの死は共和国内の市民には知られていません。なんならスポーツ観戦しながらお酒を飲む士官もいて、もはや平和と言ってもいいくらい。
そもそもこの戦争、人が戦っていないのですから。
???
我々が想像する戦争とは違って、この世界での戦争は無人兵器での戦いです。
◯
9年前。共和暦358年、西暦2139年。
共和国の隣国ギアーテ帝国が周辺諸国全てに宣戦布告し、帝国は世界初の完全自律無人戦闘機械〈レギオン〉部隊による侵攻が開始されます。
共和国軍は半月で壊滅。これにより共和国政府は2つの決断をします。
ひとつ、国土の半分以上を放棄し、八五行政区内への全共和国市民の避難。
そしてもうひとつは…戦時特別治安維持法の制定。
この法は共和国に古くから住む白系種(アルバ)以外の有色種(コロラータ)を敵性市民とし、市民権を剥奪した後に八五区外の強制収容所に隔離するというものです。
簡単に言うと人種差別です。白系種以外は人ではないと。
そして差別された有色種の人々は兵役と85区を囲む大要塞壁群〈グラン・ミュール〉建造の労役が課されました。
そしてレギオンに対抗すべく共和国は自律無人戦闘機械〈ジャガーノート〉を前線に送り対応。
というのが表向きの話でして…
実際は戦闘用AIの開発に失敗した共和国はジャガーノートに人ならざる有色種を乗せ、レギオンと戦わせるという決断をしました。
エイティシックスは人ではないから、彼らが乗っていてもそれは無人機だと。
なんて恐ろしい…o(`ω´ )o
◯
時を戻そう。
実はこの戦争…起こした帝国は4年前滅びたと推測されており、帝国の無人機レギオンもあと2年後には全機が停止する。というのが鹵獲したレギオンを調べた結果判明しました。それでもレギオンの数は圧倒的です。
そんな戦場で戦う彼らを指揮する指揮管制官(ハンドラー)と言う役職があります。ハンドラーは前線から100キロ以上離れた管制室で指揮を執ります。
その方法は知覚同調(パラレイド)と呼ばれます。レイドデバイスと言うチョーカー状のものを首にはめて使います。通信機器ではありません。
デバイスにはめ込まれた青い結晶体が光ることで、脳の一機能を活性化し、相手の意識に接続して連絡をとりあうのです。す、すげー(゚ω゚)
そのハンドラーのひとり16歳の少女ヴラディレーナ・ミリーゼ少佐(通称レーナ)は師団長カールシュタール准将に呼び出されていた。
って16歳で少佐!?
なぜレーナが呼び出されたのか。この度部隊編成にともない別の隊のハンドラーとして指揮を執ってくれないかという理由でした。
その部隊は戦場の最前線で戦うベテラン揃いのスペアヘッド戦隊と呼ばれていて、隊長のパーソナルネームはアンダーテイカー(名前はシン)。葬儀屋?
どうやら彼はハンドラーから死神と恐れられているようで
理由は担当するハンドラーを壊してしまうから。なんでも死霊の声が退役しても付きまとうらしくて…怖いぃぃぃ
その部隊のハンドラーになるのはレーナが自分で決めて構わないと言うカールシュタール准将。
レーナの返事は
「やります。スペアヘッド戦隊の管理も、指揮管制も、全霊を以て」
こうしてレーナは第一戦区第一防衛戦隊付指揮管制官(長い)に任命されます。
レーナの友人で研究部所属の技術大尉アネットはレーナのハンドラー就任には反対のようで、同じ研究部に誘うのですが…2年後にはレギオンも全停止する(仮)訳ですし。
しかしレーナの答えは
「ありがとう。でも、今は戦時だもの」
レイドデバイスを書き換え準備ができたレーナはいよいよスペアヘッド戦隊隊長とコンタクトする時が来ます。
先程カールシュタール准将に言われた死神や自殺者の話が頭をよぎります。
でもエイティシックスは同じ人間だという考えのレーナは、一度気持ちを落ち着かせて
「アクティベート」
と言って知覚同調(パラレイド)を起動します。
最前線のベテラン揃いの部隊スペアヘッド戦隊を指揮することになったレーナ。
日々人が死んでいく部隊を指揮するのは本当に辛いことでしょう。エイティシックスを同じ人だと思っているレーナなら尚更です。
悲しい物語が始まります。
彼らの運命は?と今回はここまでです。
無人機ですが、扉絵に設定画があります。なので戦闘シーンは想像しやすいのではと思います。
しかしながら…うーん悲しい展開が続きます( ´△`)
絶望的状況の中、彼らに光はあるのでしょうか。レーナとスペアヘッド戦隊のメンバーとの距離感にも注目です。
アニメ楽しみです!それでは〜(-_-)zzz
いつしか彼女は成長し愛を知る。感動の最終巻「ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター」
こんばんは。
いきなりですがこの内容、アニメ組の方は読まない方がいいと思います。なんとなくは気付いているかも知れませんが…
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター」(KAエスマ文庫)を紹介します。外伝が最後だと思っていましたが、再び彼女たちの物語が読めて嬉しいです。
今月の映画楽しみですね〜(((o(*゚▽゚*)o)))
この巻もヴァイオレット視点ではなく、依頼者や周りの人たち視点で物語は進行していきます。
人物紹介とか多分割愛してますご了承下さいm(_ _)m
◯薔薇と自動手記人形
ヴァイオレットは夢を見ています。
それはヴァイオレット・エヴァーガーデン がまだそう呼ばれる前の話から。それはギルベルト・ブーゲンビリアと出会うよりも前、彼の兄ディートフリート・ブーゲンビリアに初めて会った時のこと。
それはとある島で彼女はディートフリートの隊を彼を残し皆殺しにした時で…彼だけ殺さなかった理由はただひとつ。誰かに命令してもらうため。
彼女はまさに獣のような存在であり、孤独でもありました。そういう生き方しか知らなかったのです。彼の道具として、少女兵として生きていたヴァイオレット。
…
戦争が終わり、それから少し経て。C・H郵便社に入社し、ヴァイオレットが獣から人間らしくなった頃。
彼女は仕事でライデンシャフトリヒから遠く離れた地にいました。
そこにいた船頭の少年(?)ヴァレンタインの視点で書かれています。
相手の気持ちを汲み取って手紙にするのがまだ苦戦していた頃、ちょうど自動手記人形の学校を出た後くらいでしょうか。
その頃から現在に至るまで。依頼人の住んでいる場所の関係で度々その地を訪れ、その度に同じ船頭の少年の船に乗せてもらうヴァイオレット。
お互い大切な存在を探していて、同じ接客業。
会う度に少しずつ会話も増えて距離は縮まるのですが、やがてヴァイオレットの依頼主が亡くなってしまい…
◯夜と自動手記人形
ヴァイオレットは死んだとされるギルベルトとの再会を経て、それからふたりは恋人の関係になったある日。
ライデンシャフトリヒに新たにできる画廊アルテミシアのプレオープンパーティ会場が舞台です。
パーティに招かれたヴァイオレットがひとつの作品の前に立ち止まりました。
その後ろ姿に声をかける人物が。
その人はディートフリート・ブーゲンビリア。
ヴァイオレットが見ていた絵の画家であり、かつて獣だった彼女を拾い、道具として扱っていた人でした。
偶然の再会でしたが、昔と変わらない接し方にイライラを隠せないディートフリート。
でもその裏では純粋に絵の感想を聞きたい自分もいて…
そんな中、
きゃああああああああっ
画廊に響き渡る絶叫。
どうやら強盗が押し入って人質を取り、絵画を運び出しているようです。
この状況を打開すべく、ディートフリートとヴァイオレットは協力することになります。
◯旅と自動手記人形
水害級の大雨にさらされたライデンシャフトリヒ。仕事などできる状況ではなく…
それはC・H郵便社も同じで。
社員に今日の営業中止を言い渡し、
郵便社の最上階で暮らしているクラウディア・ホッジンズのもとにヴァイオレット、ベネディクト、カトレア。そして新しく郵便社に中途入社してホッジンズの秘書となったラックスが集まり、雨が止むまでみんなで過ごすことに。
C・H郵便社は大きく成長し、この度支社を設立することになり、ベネディクトは社長、カトレアはその支社で教育係に任じられました。今や会社の看板となったヴァイオレットは残ることが決まっています。
ヴァイオレットが本社に残ったのはホッジンズの私情が、彼女への思いが関係しているようで…
ギルベルトに託されてからヴァイオレットを育ててきたのはホッジンズなので無理もありません。
ホッジンズに本音をこぼすヴァイオレットに
人生は旅。人が帰るところは場所じゃなくて誰か。
とホッジンズが言った言葉が心に響きましたね。もう感動です(;_;)
ヴァイオレットにも少しづつ内面で変化が起きているようです。
◯親愛なる貴方と自動手記人形
各々が愛する人へ送った手紙が書かれています。
いわゆる遠距離恋愛と呼ばれる関係にあるヴァイオレットとギルベルト。
ふたりの恋文(?)の内容が交互に書かれています。
ふたりのやりとりだけでなく、ホッジンズとギルベルトの友情のやりとりもあります。
ギルベルトがどれだけヴァイオレットを大切にしているかがよくわかります。
あとはギルベルトと彼の妹ユリアのやりとり。ユリアはギルベルトの同僚ローラスとの結婚を控えています。
◯夢追い人と自動手記人形
前章の手紙のやりとりを踏まえての章なので、内容は割愛させていただきます。
帯に書いてあるあらすじはこの章の内容を指しています。
舞台はライデンシャフトリヒ…ではなく、大陸の西フィーネ共和国のアルフィーネと言う都市。
夢追い人が集まる街です。
そして現在ヴァイオレットが依頼を受け、出張代筆をしている地でもあります。
今回は章ごとに軽く内容を紹介する形を取りました。
メインであるヴァイオレットとギルベルトの話はかなり端折っていると思いますがご了承下さいm(_ _)m
心に響く、素敵な内容であったのは間違いありません!人と人とがもたらす縁。自動手記人形…まさにヴァイオレットにふさわしい職業です。いいですね(о´∀`о)
Fateの映画に続き、コナンの映画も延期して残念な面持ちのエリオでした。それでは〜ノシ
迫るオートマタコンテスト。そんな中、人間と吸血鬼は再び二分されるバトル・ファンタジー「リベリオ・マキナ3—《白檀式改》桜花の到達点—」
こんばんは。
明日はFateの映画観に行くぞ〜と意気込んで映画館のHP観たらひと月程延期と書かれていて…まぁ仕方ないかと思ったエリオです。
今日は「リベリオ・マキナ3—《白檀式改》桜花の到達点—」(電撃文庫)を紹介したいと思います。
読みながらふと思って確認したら、1巻と2巻をまとめて紹介していたと気付きました( ˙-˙ )
その内2巻の紹介もしようと思います。
サブタイの《白檀式改》桜花(さくら)というのはカノンがコンテストのために作ったオートマタです。外見は可愛いツインテ幼女(^ω^)
その見た目に反しておそらく最強クラスのオートマタです。カノンは15歳という年齢で春海の作った《白檀式》に匹敵するものを作ってしまったのですから。
2巻のオートマタ博覧会(ディーツェ・フェア)から1週間後、ヘルヴァイツ共和国の首都イエッセル。
会場でその博覧会の主催者であるメティスグループ(世界一のオートマタメーカー)のCEOエリック=ハウエルズによって軍事用オートマタ《HW式》(ハーヴェーしき)が発表され、吸血鬼排斥運動が激化の一途をたどる中…
水無月と文月(ユーリ)とリタはそれぞれ武器を持って雪合戦(というか殺し合い?)の真っ最中でし
って、何やってんだよ…
というのも水無月と文月の暗器が直ったか確かめるため。やりすぎだよぅ
とりあえず簡単に人物のおさらいをすると
水無月と文月は対吸血鬼戦闘用オートマタ絡繰騎士《白檀式》と呼ばれる人間と大差ないオートマタ。
彼らを制作したのは天才技師、白檀春海。カノンは春海の娘です。
しかしケルナーの悲劇と呼ばれる《白檀式》の暴走により、春海自身も殺され…大公家だった白檀家は追放され、カノンは身分を隠して高校生活を送っています。
水無月も《白檀式》オートマタというのを隠してカノンの元、普通の(?)高校生として生活を送っています。
ユーリはハウエルズをマスターとしていて、前巻でマスターを裏切る形になり、現在はカノンと水無月と一緒に生活しています。
リタは吸血鬼王ローゼンベルクの娘(第三王女)で、《赤の乙女部隊》を率いる紅髪の少女です。
水無月ラヴ。
現在に戻り。
博覧会に行ったカノンたちはハウエルズが7年前のケルナーの悲劇を起こした張本人で、春海を殺し《白檀式》のプログラムを書き換えた。
それに加えて生きている吸血鬼の脳を取り出して、オートマタの人工頭脳に使っているという恐ろしい事実も判明します。
白檀春海と《白檀式》の無実を明らかにする。そのためにはハウエルズの罪を暴く必要がある。という結論に至ります。
そのハウエルズはカノンを自分の会社に入社させようとしていて…もちろんカノンは断ります。
そんな中。カノンたちの高校の先生でもあり、大公家とカノンのパイプ役でもなるマイヤーから電話がかかって来ます。
カノンと水無月は待ち合わせ場所に向かいます。
イエッセル中央の喫茶店にて。すでに軍事用オートマタがイエッセル全域に配置されています。
そこでマイヤーから告げられたのは
大公家を追放されてから毎月支払われていた資金援助が今月で最後だということ。
そしてもうひとつ。
ハウエルズがカノンを妻として迎えたい。来月24日に16歳(結婚できる年)を迎えたその日に。
という内容で。
カノンは断りますが、断ると資金援助してもらえず生活していくのが不可能になり、ハウエルズと結婚するしか選択肢がないということに。
そんなカノンに水無月は
「カノン、ハウエルズと結婚しろ。俺は応援するぞ」
……
この発言でふたりの仲は険悪に。カノンも水無月のメンテもせず部屋にこもりっぱなし。
翌日。リタとユーリには当然叱責されます。
そして結婚について理解した水無月は
「カノンがあいつと家族になる?冗談じゃないぞ!」
あんれー???
そこにドアベルが鳴り、カノンを呼ぶ声が。
大きなスーツケースを持った女性が4人。カノンが部屋から出ると
「「「「ご婚約、おめでとうございます!」」」」
ウェディングドレスに式場にハネムーン先に指輪…
実力行使をするハウエルズ…問答無用ですね( ´△`)
カノンの誕生日=結婚まであとひと月。
そして高校生オートマタコンテストも近づいていて…校内選考まで残り2週間。
そんな緊迫した中。リタが吸血鬼兄妹を助けるため、軍事用オートマタに攻撃をしてしまいます。
でもそれは吸血鬼がひどい扱いを受けているのを目の当たりにしたからで…
その結果、7年続いたイエッセル条約は破棄され、吸血鬼は戸籍を抹消されて皆ヘルヴァイツを出ることになります。
これによりコンテストのコンセプトも変わってしまい、、、
どうなってしまうのでしょう???
同時にカノンの母、春海の名誉と正当な評価を取り戻すたたかいにも注目です。
かなり緊迫した状況ではありますが、遊園地に行って桜花を勉強させるシーンは楽しく読めました。遊園地を訓練場だと思っている水無月…(⌒-⌒; )
カノンの歯車オタクっぷりも変わらずです(笑)
そしてタイトルの通り、ふたりの関係は新たな段階へ移ります(//∇//)いやこれはもう完全にバカップr
バトルシーンはもちろん楽しかったのですが、
カノンがオートマタに求めること。水無月(オートマタ)が存在する意味。とても感動する内容でもありました。
2巻から始まったハウエルズとの戦いは終息を迎えつつ4巻へと続きます。
それでは〜ノシ
サイコラブ再び!やっぱり狂気に満ち満ちていた「淫らで緋色なノロイの女王 : Re」
こんばんは。うちの庭の梅の花がもう咲いていて驚いています。エリオです。
やはり続刊来ましたよ!٩( ᐛ )و
てな訳で今日は「淫らで緋色なノロイの女王 : Re」(電撃文庫)を紹介します。
もちろん前巻の続きになります。今回も…かなりグロテスクな表現がされていますので、苦手な方はご注意を!
ただ今回、感動&切ない場面もありました。と付け加えさせていただきます。
夏。緋崎ミコが再び現れ、それから打木禊が彼女を5回殺した7月の終わり。夏休みに入った頃です。
前回のおさらいをすると…春、5年前に死んだはずのミコが5年分成長した姿で禊たちの前に現れます。
ですが、かつてのように他人の害意を押すことができなくなり…その代わりに人に宿った呪いを喰うことができるようになったミコ。
その喰った呪いを殺意にして禊に移し、禊の手でミコを殺させる。ミコは恍惚とその状況を受け止め殺される。呪いを消費するため。そしてミコはまた生き返る。
サクッとおさらい終わり!
という訳で7月の終わりに話を戻して。
最初の女王(ミコ)が還ってきたというウワサを聞いてから4ヶ月。
猩々市。猩々駅の駅ビル内にて。
禊はミコと一緒にいました。
禊は同窓会に参加する途中でミコのもとに立ち寄っていたのです。禊の家に届いた不審な手紙の送り主を確認するため。しかしミコの答えはノー。
ここ数日嫌な予感がするのも相まって同窓会の参加を決めたのでした。ミコは参加しません。
禊は同窓会の会場(カラオケルーム)へと向かいます。そこにはミコが還ったのをきっかけに再び会うようになった咲山千早、切花凪、指池典人を含め、かつての緋崎小出身者が集まっていました。
みんなでワイワイという訳ではもちろんなく…例のウワサについてです。
女王が還ってきた。夕焼けの女王がこの街に還ってきた。
ここまでは以前(前巻)の時と同じで
女王は死と恐怖ですべてを彩る。女王は供物どもを死と恐怖で染めあげるまで止まらない。同級生たちの命や絶望、混乱を捧げるために。……だれに?決まっている。女王の可愛い飼い犬(禊)にー。
という文言が追加されたとか。
そして典人曰く、これはもうウワサという次元ではないと。
同級生の中に実際に会ったことがあるというのです。
あの時のミコ(小6)に。
???
春に現れたミコは禊たちと同じ高校生の姿ですが…
そして小学生のミコはあの頃同様害意を押せるらしく、すでに同級生に被害が出ていると。
さらには駅で大人の女王を見たという人も。
!?!?!?
これが本当だとするとミコは3人存在していることになるのですが…( ˙-˙ )こわ
そんな時突然扉が開き、同級生の栃原ユズルが傘を持って入ってきました。そしてその傘を近くにいた押込シュウヤの目に突き刺したのです((((;゚Д゚)))))))
なんとか正気に戻した禊。どうやら彼は小学生のミコに害意を押されたようで…
再び始まった猩々市を襲う呪い。それを"女王災害"とミコは名付けます。
翌日。禊のもとにまた不審な手紙が2通届きます。
この日はミコが住むお屋敷に5人集まることに。
昨日の事件でバタバタしていたから、これまでの経緯をふまえて状況を整理することにします。
そこで浮上したのが見晴エミ(自称、公爵夫人)。
当時そこまで目立つ人ではなかった彼女の名前がなぜ上がったのか。
それは彼女の女王の話だけかなり前だったから。
今まで起きた一連の事件(呪い)の元凶ではないかと。見晴エミの害意がもたらしたことだと。
それとは別に小学生のミコが両城ユウキを使って、辰川ヒヨリに接触しようとしているという情報も入ります。
という訳で。翌日。禊たちは二手に分かれて行動します。
ミコと禊と千早は辰川ヒヨリと一緒に小学生のミコに会いに。
典人と凪は見晴エミが暮らすマンションへ。
それぞれ向かいます。
エミの住むマンションの前に着いた典人と凪。そこにはエミの担任の先生の姿があり、見晴家が最近ずっと電気が付けっぱなしになっているという管理人の話もあり…合鍵で4人は部屋に入ります。
玄関を開けたとたん匂いが。
腐敗臭が彼らを襲います。
(ゴクリ)
その先。リビングのドアを開けると
そのエミが、見晴家の人たちが全員凄惨な殺され方をして、その肉片でつくった花模様が…
ミコが好きなアネモネに似ていました:(;゙゚'ω゚'):
ミコたちが猩々市を襲う事件(呪い)は禊ひとりを振り向かせるための狂った行いで…
同級生が見たミコたちは一体何者なのか。禊たちはこの呪いを消すことができるのか。長くなりましたがここまでですm(_ _)m
扉絵の禊とミコ、それに2人の子ども!?!?というかなーり気になる絵ですが…それは読んでのお楽しみということで。あの章よかったです、if的な。怖良い話。
でもやっぱりミコの狂気に満ち溢れた場面が記憶に残りますね。
サイコラブ、今回も最高でしたありがとうございました。
それでは〜ノシ
「虚構推理 スリーピング・マーダー」
こんばんは。
最近ちょっとラノベのタイトルだけでは味気ないと思い、なんとなくイメージが浮かぶように少し変えてみました。この記事はタイトルだけですけどね!
読んだっきりで記事にしてなかった「虚構推理 スリーピング・マーダー」(講談社タイガ)を投稿しようと思います。人物紹介は「虚構推理」の方でしてますので、こちらでは詳しく書きません。しかしスリーピング・マーダー…直訳すると眠っている殺人?
実はまだアニメの方は観てなくてですね…(小声)録画はしてます!!
シリーズ最新書き下ろし長編ということで…スリーピング・マーダーは4章と5章で前後編になっています。
が、1章の過去編からしっかりと4、5章に関わってくるような内容となっています。
1章は岩永琴子が高校時代の話です。私立瑛々高校に通っていた頃、ミステリ研究部の部長である天地学によって、琴子がミステリ研究部に入るまでの話です。
琴子視点ではなく、この一連の出来事に関わった同じ研究部員の小林小鳥視点です。
2章は現在に戻り…1巻の時に鋼人七瀬の件で琴子と九郎と戦った桜川六花が再びふたりの前に!?です。
この章も主要キャラ視点ではなく、六花が一時的に住んでいたアパートの隣人視点で進んでいきます。
3章は大学生になった天地学が伯父の藤沼耕也から突然連絡を受け、ホテルの最上階レストランに向かったところから始まります。
なぜ呼ばれたのか問いかける学に耕也は
「岩永琴子について何か知らないか?」
彼女について情報を集めていると。
彼女のすごさ(危険さ)を知っている学は耕也に関わらない方がいいと言いますが、それでも何とかしようとする耕也。
学はなぜここまでして聞くのかと問うと、詳しくは話せないが
「遺産相続に絡んでな」
と耕也。ますますわけがわからなくなる学。
軽く説明すると
耕也の義理の父に音無剛一(81)という有名ホテルグループの会長がいます(存命)。
彼の資産の相続をどうするかとなった時に、資産分割の際、おかしな課題を出してきて困っている。
という内容です。
あれ?岩永琴子が関わっていない?
しかし次の説明で
この課題の判定役に岩永琴子が選ばれ(会長が指名)、誰が課題をうまくクリアしたか。琴子が吟味することになったそうです。
その課題の内容は学には話しませんでした。
剛一が出した課題は
「私は23年前、妻の澄さんを殺した。それが真実であると説明せよ」
という内容です。証拠を見つければいいのでは?と思ったかもしれませんが、彼にはアリバイがあるのです。
剛一が殺したのにアリバイがある…どういうこと???
正確には彼と取引をした妖狐が妻を殺したのです。
これまた難儀な…(・_・;
琴子はこの妖狐の存在を伏せたまま、相続者たち自分自身で考えさせ、剛一が殺人犯だと納得してもらえるように誘導するという…極めて高難度な依頼です。
果たしてうまく誘導することができるのか。誰が一番納得のいく説明ができるのか。
やはり岩永琴子という人物は恐ろしくすごいことが改めてわかる一冊でした。
少し短いですがここまでです。
それでは〜ノシ
明治×恋× 京都=最高の恋物語な「二十世紀電氣目録」
こんばんは。
暖かい日が続くなー春だなーと思ってたらこの寒さ( ´△`)
今日は「二十世紀電氣目録」(KAエスマ文庫)を投稿します。
全1巻。明治時代の京都と近江、男女の恋物語です。キーワードは…縁、でしょうか。
20世紀が始まり何年か経った京都(と滋賀)が舞台です。
京都伏見の百川酒造の次女。
信じることが取り柄、だけど自分は信じられない百川稲子。15歳。何でもできる姉の規子といつも比べてしまいます。稲子は失敗ばかりして、いつも父の甚右衛門にステッキで叩かれています(明治時代ですから!)。
とても素直で神仏には何でも信じてやまない女の子。
電気をこよなく愛し、自分が見たものしか信じない坂本喜八。15歳。寺の息子なんですが…いいのかな(゚o゚;;
この考え方は自由奔放な兄の清六の影響を受けています。しかし清六は日露戦争で亡くなっています。
小さい頃に実家を出て、叔父の仏具店に住み機械修理を手伝い生活しています。電気に熱心なのは昔ある理由で暗闇に恐怖を覚えたから?
20世紀は電気の時代だと言い、電気で極楽を創る。それが彼の目標です。
明治40年(1907)、夏。
京都伏見の稲荷山、稲荷神社で出会ったふたり。
祝詞を唱え定時た稲子が上から転がってきた喜八のことを神様だと思ったのがきっかけです。
せっかくやし、渡しとこうかな。と、駅で別れ際に喜八は稲子にチラシを渡します。仏具店なのに機械修理?と疑問の稲子をよそに、喜八が乗る電車は出発します。
そのチラシの裏には
「『電氣目録』……?」
という謎の文言が。とりあえず帰ることにした稲子。
帰宅途中。姉規子の婚約者陸健吾(くがけんご)に会い、ふたりは百川家へ向かいます。陸は日露戦争を生き延びた人物で、現在は慈善活動に精を出しています。
3人でお茶を飲んでいると、ふすまが開いて甚右衛門が入ってきます。
そして陸に大事な客人に会うのに同席してほしいと。
その客人とは三添商店の長男、三添洋輔(別名パイカル博士)。三添商店は豪商で、酒問屋を経営しています。
洋輔はその伏見支店の支店長に就任が決まり、百川酒造に挨拶に来るのだと。
1週間後。再び百川家を訪れた洋輔は甚右衛門と真剣な話をしている時に、稲子は粗相(涼風器を壊す)をして甚右衛門にでかく怒られます。
その日に稲子は涼風器を持って喜八のいる仏具店を訪ねます。
神を信じることが人々を救うと考える稲子と、電気が人々を救うと考える喜八は当然反発しあいますが…涼風器は直してもらい稲子は帰宅します。
家に帰るとまだ洋輔がいて、一緒に夕食を食べることになります。洋輔から気味の悪い視線を感じる稲子。
そして洋輔は稲子にこう言います、
「君は僕の妻になるのだから」
僕は君が気に入った。是非とも三添の嫁に来てもらう、と。それも来週には籍を入れるとも。
度重なる失敗のせいで父に話を聞いてもらえず、髪も切られ稲子は暗い土蔵の中に閉じ込められてしまいます。
色々な感情が巡って力なく出た言葉は
「死にたい」
…
しばらくして、格子窓から稲子に懐中電灯を向ける喜八が現れます。稲子に置かれた状況は理解していて、稲子にも生まれてきた意味はあると言う喜八。
「ほんなら」
稲子は言います
「うちと一緒に死んで、極楽に連れてってくれる?」
それに対する喜八の応えは
「ほな行こか」
手を差し伸べて
「今から極楽に連れてったる」
こうしてふたりは百川の家を出ます。
洋輔に稲子との結婚をやめるように言う喜八ですが、条件として『電氣目録』を持ってこいという洋輔。
『電氣目録』とは喜八が幼い頃に書いた落書きのような予言書のことで、洋輔その最後…20番目が知りたいのだと言います。
でも喜八が知る限り『電氣目録』は19番しかないはずなのです。肝心な目録は清六に渡したきり、彼は亡くなり行方不明。そもそもあの目録は子どもの落書き。
それでも喜八と稲子は『電氣目録』を探すべく奔走します。
喜八は無事に『電氣目録』を洋輔に渡し、稲子と洋輔の結婚を阻止できるのでしょうか?
喜八が知らない目録の20番とは?
前途多難な旅になるはずが…度重なる偶然によって、喜八たちは『電氣目録』に吸い寄せられていくのです。
ミステリーを読んでいる感覚になり(消えた目録を探し回っているから)、展開が気になる場面が多かったのですが、要所要所喜八と稲子、ふたりの気持ちが描かれている場面は、やっぱり恋物語なんだな初々しいなとほっこりもしました。
お互いのことを思っているのにケンカしてしまう、素直になれない感じ。いいです〜(//∇//)
『電氣目録』は喜八と稲子を引き合わせただけでなく、かつてはあるふたりを繋げていたのです。
更に周りの人を巻き込み物語は進んでいきます。いい方向にも進んで行きますが、悲しい事実も明らかになります。
エリオほこの作品を読んで登場人物のつながりをすごい感じ、とても感動しました。
ホント縁は異なもの味なもの、です(о´∀`о)
それでは〜ノシ