切なくも心温まるひとりのアンドロイドの記憶「雨の日のアイリス」
こんばんは~
もう毎日雨降り(ずっと降っているわけではありませんが)なので、今回はこちらの作品です、はい!
雨の日のアイリス(電撃文庫)です。わたしがこれを読んだのは晴れの日だったけどね!
このラノベはラノベを引退(?)した友人からいただいた作品のひとつで、読み始めたら一気に読んでしまいました。
まず表紙のかわいい女の子が主人公のアイリス(正式名称:アイリス・レイン・アンヴレラ)です。
正式名称??
そうです、彼女はロボットなのです。
わたしたち(読者)は彼女の残骸から精神回路(マインドサーキット)データを取り出し再構成した、
つまり彼女が生前どのように生きたかというのを記録として読むというスタイルの作品です。
残骸、生前…急に重たワードが出てきましたよ…
アイリスは家政婦ロボットで、ロボット研究者アンヴレラ博士に家族同然に愛され暮らしていました。
しかし、博士の急な死によってアイリスの人生(?)が大きく変わります。
アイリスの引き取り手がいないのでそのままスクラップにされてしまうのです。
再び目を開いたら視界はモノクロで、おまけに視界にずっと線が入りノイズもひどい。
そして見た目は…
表紙にロボットも描かれていますよね?それがアイリスです(足はキャタピラ)
で、なぜか工事現場でほかのロボと一緒に廃材をずーっと運ばされています
そこでは人間の命令は絶対逆らえず(そうプログラムされている)、作業効率の悪いロボットは命令で自らスクラップされ死ぬという光景を見る日々を送り始めます。
そんな中工事現場でロボット同士で会話するリリスとボルコフ(2人の境遇も悲しい涙)に出会うことで、新しい不便な体で生きる楽しみを見出します。
そして3人は一大決心を実行に移すのです…!
3「人」というくらい人間より人間らしさ(言い過ぎかも…)が垣間見えます。
とまあこれくらいにしておきましょうかね
このラノベに出会えてわたしは友人に感謝しています。ありがとう!
今日は感動ラノベの紹介でした~(-_-)zzz