ラノベが読みたい!

好きなラノベを、メディアミックス関係なく。私が読んだラノベのあらすじをもう少し詳しく書いて紹介していきます。 積読消化に追われる毎日。仕事には全く追われていない。

大奥のサクラ

こんばんは。すっかり秋も深まりすぎてもう冬じゃないのもっと秋の余韻に浸りたかったよぅ

 

今日は昔アニメ化するだろうと目を付けていたラノベ紹介します。結局アニメ化はしませんでしたが…

「大奥のサクラ」角川スニーカー文庫です。

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大奥のサクラ 著者:日日日 イラスト:みやま零

 

全7巻。いつ見てもみやま零さんの絵はゑろゐですよね。眼福~

ハイスクールD×Dのイラスト担当されてますよね。

そっちの方が有名か…まぁわたし的には織田信奈の野望の方ですけど!!

 

このラノベ、あとがきを確認したら、ジャンルはスチームパンクでした。作者の日日日(あきら)さんは和風パンクとおっしゃっていましたが。

 

 

戦国時代、関ケ原の戦いで豊臣が勝利して、それが現代まで続いている大阪が舞台です。豊臣家を勝利へ導いたのが時空間爆弾と呼ばれるもので、これにより敵勢力は全滅し豊臣の時代に。この兵器の影響により、進化した人間(ミュータント)が誕生しました。

電気が使えて、ケータイもあるしゲームもあります。

 

そしてタイトルにもありますが、大奥があります。江戸城ではなく大阪城にです。そこに全国から来た少女3000人

 

そして大奥と言えば…熾烈な女性たちの争いですよね?いや~大奥のドラマ好きだったな~全部観てましたもん。

このラノベもその例に漏れず…

 

と言いたいところなのですが

 

合っているんですよ?熾烈な争いでも、この大奥の場合は血みどろの戦いです。

彼女たちは武装して殺しあっているのです。

 

 

ホントです!エリオ嘘つかない。

 

表紙からは一切血なまぐささなんぞ伝わってこないですが、ひとたびページを開けばそこには血だらけで戦う少女たちがいます。扉絵はそんなことないけどね!彼女たちは強さをランク付けされています。

ここでいう大奥とは大奥女学院のことで、ここでの戦いは高貴な方たちの見世物としてガラスの壁の中で行われているのです。

その鑑賞者たちは仮面をかぶり、その外側から彼女たちを見てはやし立てたり、ヤジを飛ばしたり…

中にはひとりの少女を心配そうに見守っている人も。

 

その人こそが今作の主人公、豊臣秀影。彼は豊臣将軍家のひとり息子。腹違いの妹(身分はこっちが上)がいて名前は豊臣黒姫。兄の秀影のことを「兄者上」と呼んで慕う。なんだ兄者上って。黒姫は兄が大奥に関わることを避けようとしています。

秀影にはもうひとつの名前があり、「(からす)」と言います。彼は素性を隠し、豊臣幕府内監察局、通称「腐肉食堂(はげたか)」の一員でもあります。局員は正体がバレないよう仮面をかぶっています。

 

で、心配されている美少女(真ん中表紙の子)がさくらで、さくらの学院内でのあだ名は「百手姫(むかでひめ)」。現在序列三十位。ある戦いで死んだとされていましたが、復活を果たしました。秀影との関係はというと…

 

秀影こと鴉は先輩の「阿呆鳥」と任務として大奥に潜入することで物語は進んでいきます。そして大奥ではちょうど殺し合いが始まるところで、そこには3年前に駿府にいたはずのさくらが。秀影が初めて恋をしたさくらが、ガラス越しに今まさに殺し合いを素養としている場面で…

 

 

秀影は豊臣家が代々行ってきた娯楽、と呼ぶにはあまりにも恐ろしく残酷な光景を目の当たりにするのでした。

 

大奥にいる彼女たちはただ戦っているのではなく、故郷の代表として大奥女学院に来ています。そして戦いに勝利することで故郷に利益が還元され、故郷が繁栄します。なので死に物狂いで勝ちに行き、序列上位を目指すのです。

 

秀影とさくら、ふたりが大奥で再開することで物語は少しずつ動き始めるのです。

うぶうぶ(というかアホ?無知?)すぎる秀影、次期将軍の秀影に物怖じしない強いさくらちゃん。このふたりの面白い掛け合いにも注目です。

 

大奥での殺し合いだけで全7巻を書いているわけではなく、〇〇編として…確かこの殺し合いは2巻までだったと思います。それ以降はまだ別の強敵が立ちはだかります。

 

今回は舞台設定と人物紹介がほとんどでしたm(__)m面白さが伝わっているといいのですが…

 

それでは~(-_-)zzz