ラノベが読みたい!

好きなラノベを、メディアミックス関係なく。私が読んだラノベのあらすじをもう少し詳しく書いて紹介していきます。 積読消化に追われる毎日。仕事には全く追われていない。

"主人公"への強い憧れ。そんな彼が選んだ仕事は…本の世界に入りヒロインのハッピーエンドを目指すこと!?「アンフィニシュトの書 悲劇の物語に幸せの結末を」

こんばんは。

今回も懐かしラノベ紹介しようと思ったのですが電撃文庫の新刊買ったのでそちらを投稿します(>人<;)

アンフィニシュトの書 悲劇の物語に幸せの結末を」電撃文庫です。

 

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アンフィニシュトの書 悲劇の物語に幸せの結末を 著者:浅白深也 イラスト:日下コウ



 

アンフィニシュト終わっていない、つまり未完。

ちなみにジャンルはループアドベンチャー(あとがきより)と言うことです。

 

 

 

"主人公"募集』

 

さて。このチラシを見てあなたはどう思うでしょうか。

大半の方は間違っても面接の電話はしませんよね?だって怪しすぎますもん。

 

その文言の下には募集要項があり、

十代後半の男性。資格不問。その下には電話番号。やっぱり怪しい

 

しかし。主人公というものに強い憧れを抱く男子高校生は偶然にもこのチラシを登校中に見つけてしまったのです。

名前は小樟輝馬(ここのぎてるま)。クラスでは目立たない存在で自分はモブキャラなんだと決め付けているちょっと暗めの高校生。

 

 

昼休み。教室で応募しようか悩む輝馬。それが顔に出ていたのか、彼に話しかけるクラスメイトがひとり。

名前は伊勢山隼人(いせやまはやと)。剣道部に所属するハーフイケメン(金髪)。クラスの人気者で、輝馬とは真逆に位置する存在。

しかも家族のためにアルバイトもしているという最強か;∀;)

たまたま席が隣同士になったから話すようになったふたり。

 

輝馬はバイト応募の電話をしよう踏ん切りがつかないと打ち明けます。

それに対する隼人の答えは、気になるなら受けてみろよ。

「物は試しだ試し」

と笑顔で。

 

 

その日の夜。

輝馬は思い切って電話をします。

電話口の向こうでは何やら騒がしかったけど、とりあえず明日面接することが決まりました。

ただ怪しさは何一つ払拭されなかったので、輝馬は自宅近くのお店に行きそこへ迎えが来てくれるということになりました。

 

 

翌日。お昼。待ち合わせ場所。

黒い高級車で迎えがきました(!?)

乗っていたのは若い男性、名前は時任清次(ときとうきよつぐ)。昨日の電話の相手で、洋館の執事をしているそう。

時任さんはメガネ愛好家。なかーま( ´ ▽ ` )

 

時任に促され、輝馬は車に乗り面接会場である洋館に向かいます。

 

彼の乗る車に乗り、面接を受ける会場へ行くのですが

車は市街地を抜けて山道へ。

そして舗装されていない道を走る車。

 

つのる不安。

 

 

不安。

 

まだどんな仕事なのか全くわからない状況ですもんね!合意の上での誘拐みたいな?(なんだそれ)

 

無事に洋館に到着。依頼主のお嬢様を呼ぶから部屋で待つように時任に言われた輝馬は大人しく部屋で待つことに。しかし。

 

 

ガタタタッ!

 

 

隣の部屋で何かが崩れる音がしました。

怪奇現象か!?と思いながらも隣の部屋に入ると、本棚ひとつが傾き床に本が山積み状態になっていました。

 

突然、その山の頂上から左手が突き出されたのです!((((;゚Д)))))))

その山を退けて中から出てきたのは黒髪美人(表紙の女性)。大丈夫ですか?と声をかける輝馬。

その返事は、

 

 

「やあ、おはよう」※昼です

 

 

そんな彼女こそがこの洋館の主、霧ヶ峰絵色(きりがみねえしき)。とっても面倒くさがりなお嬢様。

 

軽く自己紹介を終え、霧ヶ峰は輝馬に質問します。

 

 

テルマ君は本は好きかな?」

 

 

テルマをカタカナにすると急に青山感増すよね〜

そしてもうひとつ。

 

「もし自分が本の世界に入り、その物語の主人公になれるとしたら、テルマ君はその世界で何を一番に大切にしたいかな?」

 

輝馬のこの質問の答えは霧ヶ峰が求めていた回答そのものでした。

 

3人は輝馬の仕事場所である地下に移動します。

そこは六畳ほどの部屋で、本が一冊も置かれていない

 

ガチャリ。

 

気付くと輝馬だけが部屋に閉じ込められた状況に。開けてくれと言う輝馬に霧ヶ峰

 

「机の引き出しに本が入っている。それを読んでみろ」

 

と言う。その本をめくったのですが、書いてあるのは冒頭のみ。

この続きを考えるのか?無理だ辞退しようとするが、急激な眠気により机に突っ伏してしまいます。まどろみの中霧ヶ峰の声が聞こえました。

 

 

「ヒロインのハッピーエンドを目指せ」

 

 

そして輝馬は本の世界へ。

 

学校生活と違い、この本の世界では主人公として誰かに必要とされていることに嬉しさを感じるシーン。それは輝馬が憧れていた状況。

 

ハッピーエンドとバッドエンドそれは各々の味方で変わる、何を主軸としてみるかによってというのはエリオにはとても響くものがありました。

確かに、考え方は人それぞれですもんね。

どの人物に感情移入するのかも然り。

広い視野で物事をみるってすごい大切、うんうん。

 

ヒロインをハッピーエンドに導くそれはとてもとても長くて過酷なこと。それに輝馬が行動するのは本の世界。

そう、現実と違ってやり直せる世界なのです。数え切れないほどの物語を経験し、無事ヒロインのハッピーエンドを目指せるのでしょうか???

 

 

次巻は何ジャンルの物語に入るのかなぁ楽しみです。

 

次も電撃文庫を紹介する予定です。それでは〜ノシ